医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第377回
電子レンジでチン?

生理用ナプキンをチンするなんて考えたこともないでしょう。
この発見はOリングテストの凄さを再認識した昔の話です。
生理痛がひどく、生理の時はひどい腹痛や腰痛、
頭痛に悩まされている人が多いと思います。
その都度セデスなどの鎮痛剤のご厄介になって
一時しのぎにしのいでいる人が大半だと思います。
また生理が始まる前、ナプキンを使用すると
途端に出血が多くなったと気付いている人もいると思います。
ま、ほとんどの人はこれは当たり前で
生理というのは出血するのが当然、
と思っている人が大半でしょう。

漢方薬で治療すると、生理痛はかなりよくなります。
痛みの原因はヘルペスウィルスが主役なのですから、
これに効く漢方薬を個人に合わせて処方すればいいのですから。
で、性行為もないのに、
なんでヘルペスウィルスがなんどもなんども反応するのかな?
と不思議に思っていました。
(こういう考えって甘い考えかもしれませんけど。)
そこで使用しているものや、
温泉のお湯など考えられるもの全てをOリングテストしてみると、
なんと生理用ナプキンにかなりの割合で
ヘルペスウィルスや出血ウィルスの反応があるのです。
そして反応のあるものを使用するとやはり生理痛がひどくなり、
出血も多くなります。
作っている方では清潔に作っているはずです。
でも、その清潔程度というのは、千差万別です。
シリコンのウエハーを作るように
厳密にゴミを排除しているわけではないでしょう。

ということで、
どうしたら、ヘルペスウィルスなどが反応しなくなるか、
考えました。
まさかナプキンを煮沸消毒するわけにもいかないし、
蒸気消毒するわけにもいきません。
思いついたのが電子レンジでチンすることでした。
電子レンジでチンすると有用なものが破壊される
と書かれていましたので、
逆にそれを利用してウィルスも破壊されないか、
試してみたのです。
ナプキンだと一個を開いて、
10秒もチンするとヘルペスウィルスなどの反応がなくなります。
試しにそのことを多くの人に話して、使用してもらうと、
違うといいます。
自分で試すわけにいかないので、なんとも歯がゆいのですが、
これは致し方ないですね。

電子レンジが嫌いな人は、
夏、日差しの強い時に、庭にシートを広げて、
梅干しを干すようにナプキンを広げて、
半日日光消毒すると反応がなくなります。
それをビニールの袋にいれて、1年分を作っておくのです。
隣の人が何をしているのかな?
と不思議な顔をして小首を傾げていたのは、大分昔のことです。

尿漏れパッドも同じです。
これも細菌やウィルスに汚染されているので、
電子レンジでチンすると痒くならずにいい感じになると思います。
膀胱炎の原因になっているのを
知らない人もいるんじゃないでしょうか。
これって大事なんですよ。
ただし、電子レンジはくれぐれも
どうなっているかのぞかないように、
10秒以上はかけないようにしてください。
火災の原因になったりしますので。
これって目的外使用でよくないのです。
あくまでも責任は自分でとりましょうね。

それよりも、製造過程において
電子レンジと同じようなことをして作ってくれると
大助かりなんですけど。
わかるかな〜、この微妙さを。


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2006年6月28日(水)

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