医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第672回
ガラスの胃腸

お腹を壊した時、ずっと昔を思い出していました。
ちょっとしたものですぐ下痢をしたり、ひどい腹痛だったり、
2〜3時間も腹痛だけが続いて、
次第に治まっていくのを何度も経験しました。
今から思えば食べたものが良くなかったのです。
学校も腹痛が治まってから中途半端な時間にでかけていました。
ちょっとしたものでも、胃腸の症状がでる。
その頃どうしてだろうと考えていました。

食べ物で食あたりを起こすような細菌やウイルスの量によって、
腹痛や下痢を起こす時とそうでない時とあるのです。
どのぐらいの量が入ると、
そうなるかは個人差があり皆違います。
ですから、大量に入ってもなんともない人もいれば、
ほんの少し入っただけでも症状がひどくでる人もいるのです。
家族の中で、丈夫な人が一人でもいれば、
弱い人は大変な目に会います。
その強い人が主婦だったり、主人だったりしたら、
弱い子供たちは白い目で見られがちです。
強い人が側頭葉の働きが悪い人だと更に悲劇的になります。
虐待じみた言動をはくこともあるからです。
そういう事のない親であっても
親に申し訳ないという気持ちは常につきまといます。
それが食あたりを起こす細菌やウイルスでなくても、
同じような事がおこります。

セックスによって感染を起こす細菌やウイルスというのは、
非常に多くの種類があります。
たった一回のセックスでも感染してしまう人もいれば、
多くの人と交わり大量に入らないと症状がでない人もいます。
また、その事から感染した細菌やウイルスが
脳に即座に入り込む人いれば、次第に脳に入り込む人いますし、
全く脳に入り込まない人もいます。
自覚症状がないと、
自分が感染していることも知らない人もいます。
そして、それが脳に入り込み
精神的な病気になることもあるということは、
これもまた全く知らない人も多いと思います。
鬱病とか統合失調症の引き金になったりしているということも
知らないと思います。

細菌やウイルスは入る量によって違うのです。
そして量に対する感受性が
個人で非常に違うということも知っておいてほしいのです。
それは、お腹を壊す時、ほんのちょっと悪い物を食べても、
下痢腹痛を起こす人もいれば、
大量に入らないと症状がでない人もいるのと似ているのです。
感受性に差があります。
また、虫刺されから
思わぬ細菌やウイルスが入ることもあるのです。
セックスによって感染する細菌やウイルスが
虫刺されで入り込むこともあるのです。
たまたま前に刺して血を吸った人が
色々な細菌やウイルスを持っていたら、
次に刺された人はそれで感染してしまうこともあるのです。
たんに虫刺されという事であなどれない場合もあるのです。


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2008年5月19日(月)

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