月田清博さんが日中に築く美の掛け橋

第2回
北京にお店造ってます

今、北京に美容室を造っています。
三全公寓というすごくゴージャスなマンションの一階です。
すぐ近くには、ケビンスキーホテルや、大使館などが立ち並び、
外国人の居住割合が非常に高いことでも知られています。
三全公寓にお住まいの皆さんは、
中国と世界各国を往来される一流会社の駐在員や重役の方々です。
中には、プールやトレーニングジム、
おいしいパンやケーキのQ’s カフェ、
イタリアンのIL MILIONE、中華料理の陶朱公館などなど
素敵な環境なんです。
頭の中は、競走馬状態です。
この立地なら、こんなお客様がこられるから、
こんな内装のお店じゃなくてはいけない―。
先端を行く感覚がありながら、豪華感を失わず・・・
楽しいのです。こんな時が。
考えたテーマは「洗練された上質感」。
店舗デザインは、お客様に経営の考え方をお伝えする上で、
非常に大切なツールだと考えています。
そして、私は美容師ですから、おしゃれなものが大好きです。
個人の趣味と、仕事が一緒にやれるのですから、
張り切って当然です。



今の中国は、特に北京はすごい建築ラッシュです。
幹線道路から見える古いビルは全て建て替えると、
地元の人は言っていました。
本当だとするとすごいマーケットが有ります。
北京の建材市場は非常に大きいです。
このビルは、照明器具のお店だけが入っています。
写真のビルの前にも同じような、照明器具だけのビルがあります。
日本での内装と違い、
ここ中国では自分で建材市場に行き建材を決めます。
購入した建材を使用し内装業者さんは工事をしてくれます。
まず、見て回るだけでも非常に時間がかかります。
そして、驚くのは、デザインの豊富さです。
時々、「これはどうなのよ!」と思う物もありますが・・
いいものが有っても、まだ安心は出来ません。
値段の交渉が残っていますから。

中国の建材市場では、書いてある値段はまったく当てになりません。
交渉がうまければ、安く購入できますが、
あせってしまうと、高く買わざる得なくなります。
良いお店を作りたいとはいえ、
やはり初期投資は抑えたいですから、ここが正念場です。
又、上海店での経験上、
商品が届いてチェックするまでは安心できないのは経験済みです。
なので、すごく全てに時間がかかります。


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2006年2月9日(木)

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