月田清博さんが日中に築く美の掛け橋

第49回
クレーム処理

美容室における、クレームは
(1)パーマが、かかっていない(かかりすぎ)
※巻き髪風の予定が、強くかかりすぎ、
ブロー(アイロン)でごまかされた
(2)色が明るすぎる(暗すぎる、ムラ染まり)
※流行の8レベル(暗めの栗色)を希望したら、金髪になった
(お客様から見たら、明るすぎる色は金髪に見えます)
(3)思ったより短くなった(長すぎた)
※長すぎる場合は、カットをやり直せばいいのですが、
短いと言われたら・・・、どうしましょ!
(4)パーマ液(カラー剤)でかぶれた
※誠実な対応あるのみ
(5)洋服に、カラー(色)が付いていた
※ブランド物の洋服だった場合、冷や汗物です
(6)予約したのに待たされた
(7)ちょっと遅れたら、断られたなどがあります。

(1)〜(3)に関しては、技術不足か、カウンセリング
(ヘアースタイルの話し合い)の不足によるものです。

(4)に関しては、薬品知識と過去履歴の聞き出し不足や、
技術の問題もあるかもしれません。
又、作業中の、お客様が示す前兆(生え際が赤くなる、しみる)に
気づかなかった可能性もあります。

(5)に関しては、反省しかないですね!
過去、美容室は主に(1)〜(5)のクレームに対して、
神経を尖らせて来ました。
美容室を経営していれば、
このようなクレームの可能性を0%にすることは出来ません。
起こったクレーム(失敗)に対して、
誠実かつスピーディに、対応するしか道はありません。
お家にお詫びに伺ったり、技術のやり直しや、返金を行ったり、
基本的には、納得して頂けるまで対応します。

近年(6)(7)のクレームが増えて来ています。
(6)の場合は、
「お客様は時間通りに来店されたのに、
美容師側の作業がずれ込み、待たされた」です。
(8)の場合は
「お客様が遅れて来られたため、
お受けすると、次の予約のお客様が
待たされる(迷惑をかける)」なのです。
(6)と(7)の場合、美容師側の対応が良くなるだけでは、
クレームが無くなる事はありません。
非常に、難しい問題なのです。

では、中国でも同じなのでしょうか?

(1)〜(5)に対しては同じです。
しかし「待たされる」ことに対しては、割と寛容ですし、
予約の時間を守ることに対しても、大いに寛容です。
ですから、(6)(7)に関しては、あまり問題を感じません。
これで良いのかとは思いますが・・

中国特有のクレーム(?)としては、「料金交渉」があります。
私のお店は、高額所得層の方が多く来店される、
美容室なのですが、少しはいらっしゃいます。
クレームではないのかもしれませんが・・
※施術の終了した後ですので、「クレーム」と書かせて頂きます。
もちろん、
事前の、料金説明は行っています。
「割引を併用して使いたい」と言うお話はよく聞きます。
その度に、店長が交渉に乗り出します。
中国人のお客様には、「幾らでも払いたい」(ステキですね!)
方と「良い技術を安く値切りたい」方が、大いに混在します。

オープンの花輪です。
日本とはちょっと違いますね!


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2006年6月6日(火)

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