月田清博さんが日中に築く美の掛け橋

第48回
腕(技)より品質

日本で、メイクを専門の方
(メイキャッパー)にお願いする時、
一番何が気になりますか?

日本だと、まず技術だと思います。
どれだけ、「私をキレイにしてくれるの」
が最初です。
日本のメイキャッパーが使用する化粧品は、
とてつもなく悪い製品は、まず使用していません。
もちろんプライドも有りますから、
クライアントから聞かれたら、
「やっぱりね!」と言われるような
ブランドを使用している場合がほとんどです。

*メイク中に質問される場合がよく有ります。
しかしそれは、
何を使用しているかが、不安なのではなく、
自分も使いたいから、出てくる質問だと思うのです。

上海のお店では、テレビ局の仕事もしていますが、
最初の技術(?)の確認の際、
一番最初に見られたのは、メイクボックスの中でした。
その時は、気にも留めなかったのですが・・

1回目の収録の際、司会の男性の方が、
中国人メイキャッパー(女性指定)を希望されました。
当社には、中国人メイキャッパーは在籍していませんので、
仕方なく上海店の店長に、
外部から探すように指示いたしました。
店長はあまり時間も掛からず、見つけてきて、
私にこう報告します。
「高い化粧品を使用しているメイキャッパーです。腕も確かです。」
「ん!高い化粧品!?」
ここでも私は、日本の業界を基準にしていました。
メイク用品は、日本でも非常に高額です。
特にプロが使用している、
化粧品や、ブラシなど道具は
びっくりするぐらい高額なものもあります。
中国では、メイキャッパーが使用している化粧品が、
ちゃんとした商品とは限りません。

以前、中国の女性の多くが、
メイクをしない理由を書いたことがあります。
理由は、お金。
ちゃんとした化粧品を購入できないからです。
又、安いものを購入すると、
まず、間違いなく粗悪な品です。
女性の方は想像して下さい。
化粧品にかぶれたお顔を・・

私が使用している
Shu uemuraの18Rのブラシです。
これで6300円です。


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2006年6月3日(土)

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