月田清博さんが日中に築く美の掛け橋

第112回
理論重視の講習会

日本の美容師はよく学びます。
日本の美容師の技術が、
世界最高レベルだと言われているのは、
高いレベルの教育システムと
勤勉に学ぶ、日本人美容師の
特性によるものだと思われます。

中国でも、外資系メーカーでは
得意先サロンに対しての、
サービスの一環での
無料講習会が行われています。
日本のそれは、カット、
ワインディング(パーマの巻き方)、
カラー剤の塗布の仕方、
ケミカル(毛髪や薬剤の知識)など
多岐にわたります。

又、販売する(メーカーが持っている)
商材以外の範囲にまでカバーします。
中国では、メーカーが施す教育の中心が
商品知識(メーカーが売りたい商材の)や
薬品知識が中心になり、
あまり、技術の講習会(指導)は
行われません。
あくまでも、自社の商材を美容師が、
エンドユーザーであるお客様に
販売しやすくする事を目的とし、
美容師や美容室を育てる事が、
自社の成長につながるという考えが、
非常に少ないように感じます。

中国資本のメーカーに関して言うと、
美容師、美容室に対する教育援助が
無いだけではなく、ちゃんとした商材
を造るだけで精一杯の状況です。
(数少ない、ちゃんと商材を作れる会社が、
コピー商品を作ったりしています)
しかし、美容業界のメーカーも
たくさん出来てきていますし、
外資系のメーカーの進出も
続いていますので、
粗悪な商材が、淘汰される日も
近いのではないでしょうか!?

北京にある、
24時間営業のお粥屋さんです。
私たちの仕事は、
トレーニングなどもあり
終わる時間が遅いので、
こんな店は重宝します。


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2006年10月31日(火)

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