月田清博さんが日中に築く美の掛け橋

第144回
カットはサービス?

中国の美容室では、カット料金が
パーマやカラーリングなどに比べ
非常に安く設定されています。
パーマやカラーリングが
500元(約7500円)の美容室でも
カット料金は30元(約450円)から
40元(約600円)ぐらいの
料金設定が、多く存在します。
又、カット要金とパーマやカラーリングの
料金の開きが、非常に顕著にある為
カットはパーマやカラーリングに
含まれる(サービスになる)事が良くあります。

その為もあってか、地場資本の美容室に
勤める美容師に対して
求められるスキルは、
日本のそれとは少し違います。

日本では、先ず技術ありきです。
そして、接客技術や薬品知識、
見た目(清潔感)などが要求されます。
中国のスタイリストに求められるものは
先ず「技術」と言うところは
同じなのですが、
その次に来るのが

(1)見た目
男性でしたら、「ホストかな?」と
思うような、見た目のよさ!
(顔やスタイルの良さ!)が必要です。
と言ってもカッコイイ方
ばかりでは無いと思うのですが・・・
女性でしたら、限りなく
オシャレであることが、要求されます。

(2)口の上手さ
カット料金が非常に安く抑えられている為、
美容師は「カット」をするよりも
「パーマ」や「カラーリング」を
することを好みます。
又、経営者も、「パーマ」や
「カラーリング」のほうが
「利益率」が高いため、
やはり、儲かるほうを重視します。
その結果、美容師に求められる、
重要なスキルの一つが、
カットでの来店のゲストを、
いかに上手く「パーマ」や
「カラーリング」に
持って行けるかなのです。

モンゴル料理を頂くと、
「ひまわりの種」が出てきます。
その度に、飼っていたハムスターを
思い出します。


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2007年1月13日(土)

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