中国民俗研究家・上田尾一憲が語る、中国民俗の魅力

第100回
最終回:いろいろな出会いをありがとう中国。

中国に来てもうすぐ5年になります。
本当に色々なことがありました。
本当にたくさんの人たちと出会いました。
本当にいい人たちと出会いました。
本当に中国へ来て良かったと心から思います。

5年前中国へ行く決心をしていなければ
今ごろ日本でなにをしていたのでしょう。
中国に来た事によって私の人生は
大きく大きく変わりました。
それは大きな出会いがあったからです。
日本だとありえない出会いがあったからです。

大きな出会いの一つは私が心から尊敬する
大先生「邱永漢」先生です。
邱永漢先生と初めて出会ったのは
2005年の3月19日、午後6時30分
当時私が留学していた
湖南省長沙のホテルのロビーで会ったのが始めてでした。
あの時から私の人生は大きく変わりました。
先生は私にたくさんの事を教えてくれますし
このコラムを書くチャンスを与えてくれたのも先生でした。

そして、このコラムを書いた事によって
また新たなすばらしい出会いもありました。
この出会いも一生大事にしていこうと思います。
何気ない出会いが大きな良い出会いと変わる事もあるし
出会っても何も変わらない出会いもあるし
出会った事で悪く変わってしまう出会いもあると思います。
出会い方の上手な人、下手な人、
いい人に出会える運のいい人や悪い人、
人にもそれぞれです。

でも、一つ一つの出会いによって人生はより
味のある物へと変わって行く事は確かです。
まさに料理する時の味付けと同じですね。
調味料を入れて味がよくなることもあるし
変わらないこともある、もちろんまずくなる事も
あるでしょう。

私は今30歳になったばかりですが、
これまでの出会いはもちろん、
これからの出会いも一つ一つを大事にして
いい味の男になるようにがんばりたいと思います。

このコラムは100回目の今日で終わりとなりますが
また、いつか新たな出会いを求めて
コラムを書く日が来るかもしれません。
その時にはどうぞよろしくお願いします。

これまで出会って来た全ての人に
ここでお礼を言いたいと思います。
「ありがとうございます。」
「ありがとう。」
「ありがとうございました。」
「谢谢。」


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2006年12月2日(土)

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