横山典生  新米のベトナムビジネス物語

ベトナムの証券会社で
唯一最初の日本人社長です

第44回
アナリストとの旅

11月9〜11日でベトナムのタンロン証券のアナリストと一緒に
日本の投資家の皆様にご挨拶に伺いました。
お会いさせていただきました皆様、
暖かく歓迎していただきありがとうございました。
またセミナーなどで、
残念ながらお会いできなかった皆さんにはお詫び申し上げます。

彼の講演や説明は総じて
今後のベトナムの資本市場の発展に自信を持つものでした。
個別の内容については、
今後少しずつご紹介させていただきたいと思います。
私自身「なるほど」と思うことも多く、
彼が何故ベトナムのマーケットで
人気があるのか良くわかりました。

一方で、米英で教育を受けたとはいえ、
外国の投資家への訪問は初めてということもあって、
最初は議論がかみ合わない点がありましたが、
あっという間に修正していきました。

さすが、ハーバードで講師までしていた傑物です。
中盤から後半にかけては
ご満足いける面談ができたものと思いますが、
いかがでしたでしょうか?

短い期間でしたが、
移動の合間でマーケットコメントを出したり、
上司であるタンロン証券の社長(彼は、タンロン証券の副社長)
からの電話にもきっちり、
そつなく対応している姿は、
優れた日本のビジネスマンを見ているようでした。

日本の機関投資家の方からは
様々な角度からの質問も受けておりましたが、
企業のディスクロージャーについては、
改善されているもののまだ不十分であることを認めた上で、
そのために彼自身が徹底的に会社訪問をし、
公の情報以外のところを吟味分析して、
適正な企業価値やその評価をしていると胸を張っていました。

来年、多くの国有企業は株式化(IPO)をしていきます。
それらの会社が2〜3年かけて上場していくわけですが、
今からベトナム投資の準備をしておかれることを
本当にお勧めいたしたいと思います。

タンロン証券はサクラ証券にとっては競争相手でもありますが、
今後なんらかの形で協力関係ができないかな、と考えています。
それが同時に投資家の皆様の利益に繋がるものと思います。

彼に約束したお寿司は十分満喫してもらえたと思います。
築地のお寿司屋さんで接待させていただきました。
その他の日本食は何でも食べていましたが、
塩辛と鮑の刺身は抵抗があったようです。
ベトナム人の食文化には合わないようですね。


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2009年11月12日(木)

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