横山典生  新米のベトナムビジネス物語

ベトナムの証券会社で
唯一最初の日本人社長です

第43
ジャパンにて

アナリストとの旅の前に、私は一足早く日本に帰っていました。
サクラ証券のベトナム側パートナーを日本にご招待したのです。
ビグラセラEXIMの会長と社長です。
日本側株主とのミーティングが主な目的ではありますが、
2人とも日本が初めてということもあり、
今後のサクラ証券の運営のために
仲良くしましょうというのもありました。

朝7時40分に成田についてから3日間の
ハードスケジュールでしたが、
日本料理や銀座での買い物など満喫したようです。
<ベトナムの富裕層>から見た日本の印象や
どういった買い物をしたのかちょっと気になりますよね。

<日本の印象>
・空気が綺麗。空が青い。
→朝早くついたことと、天気がよかったことと思います。

・人が少ない。
→移動範囲と時間が限られていましたので、勘違いかも?

・銀座はニューヨークみたいだ。
→これはテレビでみる様子と対比させただけのようです。

<日本の食事>
なんでも食べました。会席料理、天ぷら、うどん。
質が高く新鮮で美味しい、という高評価です。

<日本での買物>
秋葉原へ行きましたが、
ベトナムの方が安いかも?と首をかしげ、
銀座の健康食品店では、奥様のためでしょうか、
コラーゲンや各種美容健康にいいサプリメントを
買いまくっていました。
特に1本6,000円近くするシミ、ソバカスを抑えて
綺麗にするという、飲み薬は沢山かっていましたね。
あとは、化粧品。
アイシャドウなど奥様や恋人への贈り物ばかり目立ちます。
会長に恋人いるの?と聞くと、ニヤっと笑って、
ベトナム語で、なにやら一言。???
後で、一緒に通訳として連れてきたサクラ証券のスタッフに
その言葉を確認しましたが教えてはくれませんでした。。。。

日本側、ベトナム側株主との間で
各種挨拶や会談があったのですが、
その中で、国有企業としてのビグラセラグループの代表者として
以下のような話をしていました。

政府の命令により、ビグラセラグループは、
まだ株式化していない20の子会社を来年6月までに
株式化する必要があります。
6月は無理としても来年中には、株式化の方向で動いています。
これは他の国有企業にも当てはまります。

この株式化をIPO
(イニシアル・パブリック・オファリング)というのですが、
他の外国市場のようにIPO=上場とはいかないのが
ベトナム方式です。
IPOの後、2〜3年後に上場するといったことになります。
IPOに関してはまた後述しますが、
これが本当に計画通りいくとすれば、
ここ数年の間に市場の時価総額は飛躍的に増えることになります。


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2009年11月10日(火)

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