横山典生  新米のベトナムビジネス物語

ベトナムの証券会社で
唯一最初の日本人社長です

第52回
ちょっとダウン

ベトナムでインフルエンザにかかってしまいました。
先週の火曜日から熱っぽくなり、その日に病院にかけこんで、
次の日丸1日寝ていることになりました。
病院でタミフルを用意されたので新型なのでしょうね。
年寄りは新型にかからないというのは間違いだったのでしょうか?
先週は50%パワーダウンでした。

もっとも、11月はよく働きました。
サクラ証券の現地株主を東京につれていったり、
タンロン証券のアナリストをつれて、
セミナーの開催や機関投資家さまを訪問したりで、
ハノイ=ホーチミン=成田=
ハノイ=ホーチミン=成田=仁川(韓国)=ハノイと、
まあよく飛び回ったものです。
かなり、疲労が溜まっていたのは間違いなさそうです。

日本滞在中も、
コラムを読んでいただいている方から訪問を受けたり、
お食事をご一緒させていただいたりする機会がありました。
皆様がベトナムにどのように関心をお持ちになり、
今どういったことにお困りになり、
どういったことをお知りになりたいのか
直接勉強させていただいています。
サクラ証券で少しでもお役にたてればと、
今後の業務方針の参考にさせていただきたいと思います。

ベトナム市場は短期的にはあまりよいニュースがありません。
「ベトナム・ドン5%切り下げ、金利上げ」というニュース、
19社の証券会社へのルール違反の指摘
(やってはいけない空売りや過度の信用貸付による買付け行為)と
それを是正するためのポジションの解消、
金曜日(12月27日)に中央銀行より発表された
「2009年度の貸し出し成長率を35%以内に抑制」により、
12月1日以降、不動産業界に対する貸し出しが
制限され始めるようです。

しかし、外国人の買い越しは依然続いていますし、
瞬間的に需給のバランスが崩れた地合いとなったとしても、
各社の業績は良好で
ファンダメンタルを心配することはないと思います。
新興国ではいつか来た道です。
かえって、ベトナム・ドンも安くなっています。
不思議な円高もあり投資チャンスと考えてもいいかもしれません。


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2009年12月1日(火)

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