横山典生  新米のベトナムビジネス物語

ベトナムの証券会社で
唯一最初の日本人社長です

第53回
がんばりましょう

先日、日本の大手証券会社が
ベトナム市場に参入との話があり一瞬喜んだのですが、
内容を見てみると、
IPOの株式購入を中心としたファンドを作って
機関投資家に売却するとのことでした。
市場への直接の参入ではないことと、
あくまでもプロの投資家しか相手にしない内容でしたので、
ちょっとがっかりです。

邱先生も、「プロより素人」
といったようなことをよくお話になります。
個人投資家の方のほうが、
新しい市場へ先に行ってしまっているかもしれない状況は、
よく認識しておかれる方がいいのではないでしょうか。

私も、以前在籍していた大手なら
どういう行動をとっただろうと思うと、
あまり文句は言えませんが・・・。
ま、私たち小さな会社にとっては、
大手の参入にはちょっと待って欲しい気持ちもあり、
ホッとしていることも事実ですけど。

来年より、従来は法人のみが対象となっていた
株式売買のキャピタルゲインへの課税が
個人投資家にも導入されるようです。
市場にとっては、また後ろ向きの材料ではありますが、
致命的なものとはならないでしょう。
詳細はまだハッキリしていませんが、
選択制になるようで、売却代金の0.1%か
その年度(1月〜12月)での利益の20%といったような
ラフな内容のようです。
サクラ証券でもシステムの変更など
年末にかけてちょっと忙しくなります。

ベトナム航空が、先日、年末までの限定で
大幅ディスカウントチケットをベトナム国内で売り出し、
「あっ」という間に売り切れてしまいました。
ヨーロッパ、米国も対象になっており、
日本間往復が20,000円弱だったため、
かくいう私も日本への往復切符を買って先に支払いました。
でも、数日経つとその日にアポが入ってしまいました。
キャンセル不可につき払い戻しも変更もできませんので、
失効してしまうだけです。
このように失効する事ってかなりの確率ありませんかね?

ベトナム航空のこのキャンペーン、
会社としてのキャッシュフローは間違いなくよくなりますし、
新規顧客の獲得などにも効果がありますね、きっと。
失効予定の航空券対策ができれば、かなり利益になりそうです。
日本の航空会社さまにも思い切った知恵を出して、
是非がんばってもらいたいと思います。


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2009年12月3日(木)

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