横山典生  新米のベトナムビジネス物語

ベトナムの証券会社で
唯一最初の日本人社長です

第57回
寄り道レポート〜犬を食べる〜

車で街中を走っていたら、
前を走っているバイクの荷台に重なって積まれている動物を発見。
綺麗に毛をそられていかにも食用といった感じです。

大きさが牛でもないし豚にしては痩せているし、
はて、なんだろう?
と思って目を凝らして見ると犬のように見えます。

運転手にカタコトのベトナム語と英語で確認すると
犬で間違いありませんでした。
そして通常に食していることも。

以前、大手証券に勤務していたとき、
香港に駐在したことがあります。
確かに犬を食べる文化はありましたが、
香港では禁止されているので
コウシュウ(広州か杭州か忘れてしまいました)までいく
といった話を聞いたことがあります。
赤犬の肉が美味しいとか。

韓国に出張した時も、
犬の肉は通常のレストランで食することができるとの事でしたが、
実際に自分で食べたことはありません。

ベトナム人スタッフに犬を食べることを聞きました。

ベトナム人は皆食べるの?
・食べますよ。
味は?
・ちょっと臭い。硬くはありません。
食用にする犬はどこで飼っているの?
・特に飼っていません。通常家の番犬となっています。
田舎には沢山 放し飼いになっていますけど。

ただし、一部の若い人は、
食べたことはあるが積極的には食べないとの反応。
また、北部の人は食べるがホーチミンの人は食べないかも?
という話もありました。
さらに、ベトナム犬種は食べますが
外国犬種は本当に臭いので食べられるものではありませんし、
テト期間(旧正月から10日間)は、
犬、烏賊、アヒル等は
運が悪くなるということで食べないといった話でした。

飼っていた犬がいつの間にか食卓に供されるというのは、
個人的な心情ですがちょっと抵抗がありますが、
その国の食文化にケチをつける気は毛頭ありません。

それより、ベトナムでビジネスをする者として、
もっと深いところでの融合を心がけるなら、
犬を食べてみることも必要かもしれませんね。

今後そのような経験ができましたら、
本コラムでもご紹介させていただきます。


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2009年12月12日(土)

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