横山典生  新米のベトナムビジネス物語

ベトナムの証券会社で
唯一最初の日本人社長です

第69回
2010年の取引がはじまりました

昨年暮れのベトナム相場は、思ったより好調でした。
VNインデックスでも500に迫ろうという勢いで、
2010年初日は517.05でした。
タンロン証券のアナリストさんは胸を張っていることでしょうね。
ただし、昨年の10月22日の624.10を、
すぐに越えていくことはないと思います。

今年は、市場参加者の増加、上場株数(及び予備軍)の増加、
時価総額の増加、各種取引の改善などの足場を固めながら、
大きなジャンプの瞬間を迎えていくのではないでしょうか?

時折お話させていただいていますが、
新興市場の右肩上がりの株式市場の場合は、
買い時、売り時をあまり意識されない方がよいと思います。
相場の山は随時ありますが、
大きな山の流れに沿っていってもらいたいと思います。

買ってから下がったとしても、
そこから安くなっているなら買い増しておかれるべきでしょうし、
あがったから売ろうと考えられるならそれでもいいのですが、
その株に将来性があると思われるなら、
一山超えたあと=一拍おいて
(値段が上がっていくのを追いかけることは、
あまりお勧めしません)買い戻しておいてください。

企業創設から参加する出資と違って、
新規公開株などは、
そんなに安い値段で分けてくれませんし、
裏情報のある株などにはさらに裏があります。
巷で聞く“いい話”“儲かった”は、
その後があまり語られることはないのです。
ベトナムの成長を買ってください。
こんなことを書くと、
証券会社の経営はままならなくなりますね。
やばいやばい。

最近、ハノイでロールスロイスと
ベントレーが走っているのを見かけました。
株式長者なのか、不動産長者なのか?
賄賂たんまりもらった人なのか?誰なんでしょう。

ところで、第67回でお話した
名古屋証券取引所様主催のセミナーですが、
私の顔を見に来ていただけると、
30人もの方からご連絡いただいたようです。
ハッキリいって嬉しいです。
セミナー終了後、さらにじっくり質疑応答できるように、
時間と場所の配慮をお願いしていますので、
ご友人様もお誘い合わせの上いらっしゃって下さい。
逆に皆様からもベトナム株の期待や不安を
教えていただけると幸いです。


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2010年1月7日(木)

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