横山典生  新米のベトナムビジネス物語

ベトナムの証券会社で
唯一最初の日本人社長です

第91
ランソン

前回のコラムでお話させていただいた、
日本からのベトナム視察ツアーの方々の日程に
「ランソン日帰り」という項目があったので
ちょこっとご説明しておきます。
恥ずかしながら、私はまだ行ったことがありませんので
聞いたり読んだりしたものですが、ご容赦を。

2005年に中国とベトナム(ハノイ)を陸で結ぶ
「中越回廊」が開通しましたが、
国境にある街で、ベトナム側が「ランソン」、
中国側は「南寧」です。

南寧は、ベトナムへの物資の中継点として、
人口650万人で高層ビルも立ち並ぶ大都市になっています。
ランソンは、南寧=ハノイの通過点としての役割ですが、
物資の歩留まりなどで各種の交易が盛んになってきており、
ベトナム政府も周辺を経済区として発展の促進を図りだしました。

いまさら、とお叱りをうけるかもしれませんが、
目を話せないキーワードにもなりそうですので
近いうちに行ってみて、ご報告いたします。

さて、話は変わって、先日、
日本の大手不動産グループの現地法人の社長にお会いしました。
グループの傘下にある証券会社の社長さんと仲がいいことから、
紹介していただいたものです。
ベトナムの業法上の問題で、100%外国資本で進出するには、
まだ不動産案件の仲介業務が中心のようですが、
今後はいろいろなことを考えられているようです。

私たちのお客様からもお問い合わせがある、
「外国人(日本人)はベトナムの不動産を取得できるか」
について少しお聞きしました。

・配偶者がベトナム人であれば問題なし。
・ベトナム居住者が購入できるといっても制限がある。
 (ベトナム企業への出資者、マンションなどに限定)
・外国法人が購入するには、社宅目的。
といった感じのようです。

まあ、裏技もあるかもしれませんが、
詳しくは専門家に任せた方がよさそうです。
以前、なんとなく買っちゃって現地の方に任せている方も
いらっしゃると思いますが、
管理は日本人のプロがいいかもしれません。


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2010年3月4日(木)

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