山本理さんの「男が語る美容に効く話」

第9回
ス−パーじいさん現れる

今日と明日は来店されたお客様のなかで、
特に印象に残った方をご紹介します。

まず、年齢を感じさせなかったのが、
93歳のスーパーおじいさんです。
いや、おじいさんと書くには失礼にあたります。
そのような言葉は全く似合いません。
お店が開店してからほどなく姿をみせたそのお客様は
150センチほどの身長でしたが、
姿勢が良いからでしょうか、全然小柄と思えず、
白色のスポーツウェアをお召しになった格好は
なかなかキマッていました。

服装についていえば、時々真っ赤な服を着ている人を見かけますね。
ご本人は「若いですね」と言われることを期待しているのでしょうが
ココだけの話し、
そういう風なことをすること自体が年寄りクサいのです。
周囲に年齢を意識していることがわかってしまいます。
年齢を意識するということは年齢を重ねている証拠です。
しかも、赤い服は着こなすのが難しいのです。
ここまで書いてきて、「じゃあ、お前はどうなんだ」と
今日は皆さんの声なき声が聞こえてきたので、
先ほどのカッコイイ方のお話しに戻ります。

さて、お帰りの際に声をかけたところ、ニッコリ笑って
これからゴルフに行くんだとおっしゃいました。
私は思わず聞き返しそうになりましたが、
ああ、だからこんなにお元気なのだと納得しました。
そして店の外へ出て、お客様をお見送りしましたが、
ここで再び驚いたことには自転車に乗って颯爽と帰られたことです。
その後ろ姿は、まるで朝寝坊した高校生が学校に遅刻すまいと
ペダルを漕いでいる光景が浮かんだほど、スピードが出ていました。
他店にいた頃、店の前の上り坂を自転車でやってくる
80歳のおばあさんを見て、目をパチクリさせたことがありましたが、
私はそのお姿が見えなくなった後も、
あっけに取られて、しばらくその場から動けませんでした。
こんなにお元気で、老人に見えない老人の方っておられるのですね。


←前回記事へ 2008年11月2日(日) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ