山本理さんの「男が語る美容に効く話」

第10回
ス−パーばあさん現れる

昨日は元気なおじいさんをご紹介しましたが、
今日はその方より、1歳若い92歳のおばあさんをご紹介します。
足腰が弱くなってきたので、家まで出張して欲しいと
ご本人からお電話があり、
私がご自宅へお伺いすることになったのが、
ご縁の始まりでした。

補聴器販売はお客様が高齢者中心の仕事ですので、
体調が芳しくない方からご自宅への出張依頼も多くありましたが、
私はそんなとき喜んで出かけました。
年配の方は概してそうですが、お話し好きです。
そして、口下手を自認している私は
自然と聞き役に回ることになるのですが、
年輪を重ねた方のお話しは面白いですね。
もちろん、お客様の話しが上手い下手などは関係ありません。
人生経験豊富な方から、じっくりお話しを伺い、
その方が
大切にされてきた価値観を知ることができるという仕事は
なかなかないのではないでしょうか。

ところで、
チャイムを鳴らすとすぐに出迎えてくれたそのおばあさんは
ご本人によれば、
少し足元がおぼつかなくなってきたとおっしゃるものの、
玄関の上りかまちをヒョイッと難なく昇ってしまわれました。
私から見ても結構な段差があるように思われましたが、
そのことを指摘すると一笑に付されてしまいました。
そのおばあさんはニコニコしたお顔がとても印象的で
傍にいる私までもが穏やかな気持ちになりました。
そして、世間話などをしているうちに驚きの事実が判明しました。
なんとコンタクトをされているというじゃありませんか。
至近距離で両目をじっくりと見せてもらいましたが、
確かにコンタクトが入っていました。
事情を知らない人がこの光景を見れば、
あまりにも二人の距離が近いので、
愛を語らっていると勘違いされたかもしれません。

どうして、メガネではなくコンタクトをされているのかと訊ねると、
「メガネは格好悪い」とのことでした。
やっぱりオシャレ心のある方はお若いですね。


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