第90回
ありがとうございました
いままでいろいろ書いてきましたが、
カッコいい人はその人の雰囲気に合った
身のこなしや服装をされている方でしょう。
その雰囲気をどうやって知ることが出来るのかと云えば
他人の自分に対する態度であったり、話し方からでしょうか。
人によく思われることは大切ですが、
普段の生活においても、ほんのちょっとしたことで
自分をよく見せることはできるようです。
或る老人ホームでは
いつもスッピンだったおばあさんたちに
口紅をさしてもらったと云います。
すると、口では恥ずかしいと云いながらも
おばあさんたちの顔はイキイキとし、
それを見ていたおじいさんたちも
元気になった、なんて例があるそうです。
いつまでも男や女でいることが
張りのある人生を送ることができるのでしょうね。
さて、本日が最終回です。
このコラムの船長である私は航海の途中で
船底に海水が入ってきたため、一時はどうなるかと思いました。
が、ようやく港が見えてきたようです。
救命ボートに乗り換えた読者の皆様、お怪我はありませんでしたか?
いままでお付き合いくださり、ありがとうございました。
振り返ると自分のコラムを読みながら、
なんてエラソウなことを書いたんだろう、と顔を赤らめたことも
一度ではありませんでした。
普段から考えていることがないと
いざ書こうと思っても書けないものですね。
それにしても、このような貴重な機会に恵まれたことが
いまでも信じられません。
邱先生はじめハイQ編集部の皆様、ありがとうございました。
ところで、最後になりましたが
魅力的に見える人は人さまざまだと思います。
でもやっぱり、次はどの目が出るかと
人生双六のサイコロを振り続けておられる
邱先生が、いちばんカッコいいですよね。
|