米山公啓  脳とからだの健康方程式

今日から変えること

第73回
塗り絵を続けるために必要なこと

脳トレものは、珍しいとみな飛びつきますが、
ブームが去ってしまうと
嘘ののようにそれをやらなくなってしまいます。

「大人の塗り絵」がちょっと前まで流行っていました。

しかし、今書店でもだいぶ減ってしまいました。
手本となる絵を見て、その色合いを見ながら、
線画を塗りつぶすという単純な作業です。
絵心がなくてもできる簡単さが受けたのです。

色を考え、はみ出さないように塗っていく、
それだけでも指先と視覚を使うので、脳にはいい刺激です。

実際の塗り絵をしている脳を調べて、
活性化することもわかっています。

しかし、大切なことは、
最後まで全部塗りつぶして完成させるという達成感を得ることです。

達成することで、脳の中でドーパミンが出て、
次に何かをやろうという意欲につながっていきます。

日常の中ではなかなか達成感を得ることは少ないですが、
塗り絵のような、ちょっとしたことをやることで、
小さな満足感が脳を育てていくのです。

「あんまりいいことがないな」と思うようなとき、
ちょっと1枚、塗り絵をやってみるのです。
意外に気分も落ち着き、完成したときには、
充実感と意欲に満ちた脳に変化しているはずです。

ただなかなか続けていくのが難しいものです。
一緒にやってくれる人がいないと難しいのも事実です。

どんな脳トレもそうですが、
継続させるにはほめてくれる人をまず見つけましょう。

もちろん奥さんでもいいでしょうし、友人でもいいのです。
脳トレの継続の秘訣は励ましてくれる人、
その環境作りをしましょう。


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2010年4月30日(金)

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