米山公啓  脳とからだの健康方程式

今日から変えること

第74回
テレビゲーム売り場へ行く

まだテレビゲームは脳によくないと思っている人も多いでしょう。

しかし、最近の研究では
テレビゲームは脳を刺激することがわかってきています。

テレビゲームの問題はそれ自体が悪いのではなく、
ゲームする時間が長くなって、
人とコミュニケーションを取る時間が
なくなってしまうということでしょう。

子供や孫に「いつもゲームばかりして」
と怒っているようなことはありませんか?
発想を変えて、いったいどんなところが面白いのか、
たまには自分でチャレンジしてみるのも、
脳にはいい刺激になります。

ゲームというのは、新しくルールを覚えないといけないので、
それだけでも新しい体験となります。
テレビゲームやカードゲームなど、
子供が夢中になっているゲームのなかから、
反射神経が必要のないものを選んでやれば、
大人でも十分楽しめるはずです。

積極的に今のゲームを学んでしまったほうが、
否定的にとらえるより、脳にはずっといい刺激になります。
子供や孫とのギャップを感じているより、
まずは理解してみましょう。
あなたの脳の柔軟性も戻ってくるはずです。

問題は子供のやっていることなど興味がないと、
新しいことに拒否的になっている脳なのです。

それに、そんな“子供のような”好奇心が持てるなら、
他のことにも積極的に興味が持てるようになるはずです。

新しい変化は中年世代から起きにくいです。
若者が面白いということに、
脳を刺激するヒントが一杯隠されています。

そういった新しい情報収集できる環境と能力
それが脳を変えていくのです。

ゲーム売り場へ行って、見ましょう。
それだけでも、脳を刺激することになるでしょう。


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2010年5月3日(月)

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