米山公啓  脳とからだの健康方程式

今日から変えること

第81回
謎かけで2つ先を読む

先読み力は仕事の上で重要ですが、
なかなか目先のことにとらわれてしまい、
先を読むのは難しいものです。

今日は来客があるから玄関を先に掃除しておこうとか、
買い物へ行くので、メモをしておこうとか、
ちょっと先のことをあらかじめ考えておくことは
それほど難しくありません。

しかし、脳を活性化するには、もう一歩先を考えてみましょう。
つまり「2つ先を考える」のです。
雨が降ってきたから、駅まで傘を持っていくというのでは、
まだ十分ではありません。
両手に荷物を持っているかもしれないので、
大きめの袋を持っていってあげる。
そんなふうにちょっと先の先を読むのです。

これこそ右脳を使った予測なのです。
これは株を買うときにも使えます。

花粉症が増えてくれば、マスクが売れるから、
マスクを作っている会社の株を買っておこうというのでは、
まだダメです。
くしゃみをしてティッシュを使うから、ゴミ箱が売れるだろう―
というような柔軟で発想力のある先読みが大切なのです。

これは連想力とも言えます。
ひとつのことにひとつしか発想できないのでは、
2つ先を読むことは難しいのです。

いま売れっ子の「ねづっち」という芸人は、
瞬時に謎かけをやってしまいますが、
彼の発想力はひとつの言葉から同音異義語を探し出して、
イメージを広げてオチを作ります。

これも発想の練習としては非常に有効でしょう。

まずは同音異義語で、先読み力の練習をするのもいいでしょう。

傘という言葉であれば、笠(電球などの)や
「ものがかさばるのかさ」という意味もあります。
この言葉の共通性を考えることで、
先にどんな転換があるか考えてみましょう。


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2010年5月28日(金)

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