第45回
中国株週間レビュー:
1700ポイントを突破、2ヶ月来の新高に
先週金曜日の中国株式は、
エアチャイナや中国銀行などのブルーチップ銘柄のリードの下で
取引高が増加し全面高となりました。
A株とB株をカバーする上海総合株価指数は
31.35ポイント(1.86%)安の1,721.05ポイントで終了しました。
取引高は239.95億人民元に増えました。
先週一週間の動きを振り返ると、
上海Aは56.55ポイント(3.22%)、
深せんAは5.40ポイント(1.24%)それぞれ上がりましたが、
上海Bは1.26ポイント(1.38%)、
深せんBは0.02ポイント0.01%)それぞれ下がりました。
上海証券のアナリストは、
中国証券監査委員会主席の尚福林が
中国金融先物の上場期日に言及したことを受けて
株式指数関連銘柄が上昇し相場の上昇を刺激したと解説しました。
A株の個別銘柄を見ると、
上海・深せん株式指数銘柄は全面高となりました。
中国銀行(SHA 601988 3988.HK)は3.59%高の3.46人民元、
聯通(SHA 600050)は4.13%,高の2.52人民元、
G長電(SHA 600900)は7.08%高の6.81人民元、それぞれ上昇しました。
国際石油価格の60ドルを下回ったことや
人民元高への期待感から
エアチャイナ(SHA 601111 HK 0753)は
ストップ高(10.07%)の3.28人民元、
南方航空(SHA 600029 HK 1055)は
6.25%高の2.72人民元と高かったです。
建国日の大型連休を目前に旅行関連銘柄が小しっかりでした。
B株の個別銘柄を見ると、
不動産銘柄では金橋B (SHB 900911 SHA 600639)は
1.82%高の0.673米ドル、
陸家B(SHB 900932 SHA 600663)は0.15%高の0.656米ドル、
招商局B(SZB 200024 SZA 000024)は
1.32高の12.30香港ドルと堅調でしたが、
万科B(SZB 200002 SZA 000002)は0.83%安の8.40香港ドルでした。
好業績銘柄の振華B(SHB 900947 SHA 600320)は
0.75%安の0.930米ドル、
伊泰B (SHB 900948)は
1.75%安の1.234米ドルと冴えませんでしたが、
張裕B(SZB 200869 SZA 000869)は1.83%高の22.20香港ドル、
深赤湾B(SZB 200022 SZA 000022)は
0.52%高の11.69香港ドルでした。
ブルーチップ銘柄の江鈴B(SZB 200550 SZA 000550)は
1.62%高の6.89香港ドル、
長安B(SZB 200625 SZA 000625)は1.63%高の3.75香港ドル、
中集B(SZB 200039 SZA 000039)は
1.84%高の9.39香港ドルと堅調でした。
先週の相場を振り返れば、
大型銘柄の上昇は相場を大きく上昇させ
2ヶ月来の新高となり株式指数が1700ポイントを突破ました。
今週はA株が引き続き上昇する見通しですが、
B株の今後の位置づけが不透明と見る傾向があるので、
続落となりそうです。
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