■柳田洋・北京からの画像便り No.225 ■


爆竹販売所

突如、うちの近所に張られたテント。
鞭炮(びぇんぱお)とは爆竹のこと。
そうです、ここは、春節のときに鳴らす、
爆竹の臨時販売所なのです。
爆竹を鳴らすのは、中国の
春節(ちゅんじえ、旧正月)の風物詩です。
毎年あまりにも死者やけが人が続出するので、
北京市政府は市街地での
爆竹の使用を禁止していたのですが、
多くの市民から「爆竹の音を聞かないと、
春節を迎えた気がしない」との声が上がり、
昨年の春節から市街地での爆竹が解禁となりました。
北京市民はこうした臨時販売所で
大量の「弾薬」を買い込み、
除夕夜(ちゅーしーいえ、大晦日の夜)には、
前年の厄を落とし、景気良く新年を迎えるために、
思いっきり爆発させるのです。

撮影日:2007年2月11日(日)
撮影:柳田洋


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