中国投資の羅針盤・阿部享士

阿部享士さんがご案内します

第39回
2011年相場に向けて選択すべき銘柄は?

2011年の中国株相場が始まりましたが、
これから大きなリターンを得るには
どういった銘柄を選択すべきでしょうか?

1、今後、成長する業種に属しているかどうか、
2、企業の体質が健全であるかどうか、
3、毎年、確実に業績が伸び、配当を出しているか、

といった基本はやはり外せませんが、
あえてテーマとして挙げるなら、
キーワードはやはり「内需」でしょう。
これを大まかに分類するなら、

A:インフラ関連
B:天然資源関連
C:金融関連
D:個人消費関連

ということになるでしょうか。

Aは中国に限らず、どの国でも経済成長の基礎となるもので、
中国株に投資している方ならポートフォリオの一部には
関連銘柄が必ず組み込まれていると思います。
経済成長が始まると、まず、工場の建設が進みますが、
それに必要な資材の需要が増大するだけでなく、
発電所や高速道路、港湾設備、鉄道などの
インフラ整備がなければ成り立ちません。
インフラ整備の加速は、
鉄鋼やセメント、ガラスなどの素材関連はもちろん、
果ては建設機械やクレーン、コンテナなどの需要を
決起することになります。

日本では高速道路建設の不要論がでるほど、
インフラ投資は一巡した感があり、
今ではその関連企業の大半が過剰生産に悩まされ、
業績は悪化の一途。株価も低迷が続いていますが、
こうした伝統的産業のなかにも、
中国ではまだまだこれから
一花も二花も咲かせられる銘柄がありそうです。
「十二五計画」(第12次5カ年計画)の初年度に当たり
今年はとくに鉄道関連などを中心に
インフラ投資が一層拡大するとみられます。
この国の公共投資はまたこれからで、
経済の発展とともに広がる巨大なマーケットには、
インフラ関連企業が成長するチャンスが、
まだたくさん残されていると考えてください。

(次回に続く)


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2011年1月3日(月)

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当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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