新入生、荒木尊史さんのQさん経営学実践奮闘記

第20回
会社に弱みをつくるな

“会社に弱みをつくるな”
これは私が邱先生から、
再三に渡って言われている言葉です。
当たり前な一言なのですが、本当に重要な一言です。
中国では少しでも弱みをつかまれると、
足元をすくわれる可能性が高く、
最悪の場合は再起不能のダメージを受ける事も
充分あり得ます。

故意に違法行為などに手を染めて
“弱み”を作ることは論外ですが、
日頃から“弱み”を無くす努力と、意識を高めていても
完璧にはならないものです。
わかってはいても難しいのです。
誤解を恐れずに申しますと、
グレーゾーンの多いこの中国で、
弱みが1つもない企業など、
1社も無いのではないでしょうか。
ひどい場合は、役所の窓口の担当者によって、
まったく違った回答を受けたりします。

私も中国に来てかなり早い時期から悩んだのですが、
会社に“弱み”があると
それを理由に、
退社時に金銭等の要求をしてくる社員が
少なからずいます。
大半が少し考えただけでわかるような
法的根拠の無いものですが、
中には告発を受けて初めてわかった問題点も、
恥ずかしながら有りました。
また、告発を受理した役所が
“取りあえず”という感じで会社へやって来て、
告発内容と全く関係ない箇所の問題点を指摘されて、
罰金を受けたこともあります。

会計事務所や法律事務所もあるのですが、
日本のそれとはかなり事情が異なり、
外資資本の事務所等で無い限りは、
質の良いサービスはあまり期待できません。
従いまして、できることとしましては、

第一に、故意の違法行為は絶対にしないこと。
また経営者をリーダーに会社全体で学習すること。

第二に、スタッフを解雇する場合も、
感情に流されることなく、
用意周到に準備してから実行に移すこと。

単純にこの2つだけですが、
意識して取り組むのと、そうでないとでは
当然ながら大きな差を生むことだけは
確かではないでしょうか。


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2007年4月12日(木)

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