新入生、荒木尊史さんのQさん経営学実践奮闘記

第32回
常に“自分が経営者だったら”と考える習慣

邱先生は常に
“もし、自分がここの経営者だったら”と考え、
その観点で物事を言われる事が多くあります。
これは私が気付いた邱先生の習慣の1つです。

外に食事に行った時もそうですし、
ホテルに宿泊される時もそうです。
また、行く先々で目にする
多くのサービスや商品を目の当たりにされると、
決まってご自身がそのビジネスをされた場合のことを
考えられます。
「僕だったらこうはしないね。こうする。」など、
食事をしながらそのレストランについて話すことは
日常茶飯事です。
この邱先生のアドバイスを
私がどれだけ活用させてもらったかは、
述べるまでもありません。

従いまして、邱先生はどのようなビジネスを始められる時も、
瞬時に「このようにした方がよいのでは」
というアイディアが
次から次に出てくるのではないかと考えています。
現在、邱先生は成都にデパートと
その上にホテルを建設中ですが、
その際、ホテルについては、以下の事柄を指示されたそうです。

1.清算時の部屋の物品チェックを無くすこと。
(中国ではこの習慣が根強くあり、
清算時に20〜30分待たされることもあります。)
2.ツインルームには、荷物置きを2台設置すること
3.朝食は手を抜かないこと
4.ロビーには、なるべく座れる場所を多く作ること
などなど

これも日頃から、
経営者、お客の立場などで物事を見ていないと、
瞬時には思いつかないことです。
私も邱先生を真似て、
休日などに色々なお店や物を見るたびに
「自分だったらどうするか」
という習慣を以前より意識的に考えるようにしています。


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2007年5月10日(木)

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