新入生、荒木尊史さんのQさん経営学実践奮闘記

第40回
2005年の中国株は儲け損ないました

株式投資についても、
邱先生から教わったことは沢山あります。

私が初めて中国株を買ったのは、2003年の春です。
その後、2005年に中国へ赴任するまで、
タイミングを見て買い増ししていました。
しかし、赴任後は何かと慌しい日々を送っていた為、
すっかり中国株から意識が遠ざかってしまいました。
その様なこともあって、
2005年は私にとって本当に儲け損なった年として
記憶に残ることになります。

邱先生は毎日、必ず新聞に目を通されています。
日経新聞以外は香港や台湾などの中国語の新聞です。
その中で、注目の記事があると、色々と仮説を立てられます。
また、その仮説の検証をする為に、
色々なレポートを取り寄せたり、電話で聞いたりしながら、
少しずつ仮設を具体化されているようです。
邱先生の株についての見方を聞くチャンスが一番多いのは、
やはり食事の時です。
“なぜそう見るのか”という理由について、
非常にわかり易く、
また具体的な事例や根拠を交えながらお話してくださいます。

邱先生はいつも新しい考え方、物の見方をされるので、
情報もどんどん更新されていきます。
固定概念に捉われないのが、
邱先生の考え方の特徴のひとつですので、
聞き手の私達が前の情報を咀嚼している間に、
邱先生はもう先に行っているといった感じです。
従いまして、邱先生のスピードに付いていくことができず、
ボサッとしている間に
邱先生が推奨された株が何倍にもなってしまったと言うことが、
一回と言わず起こってしまいました。

邱先生から「君もあの株買ったんだよね?」と聞かれ、
「いいえ」と答える度に
ドーンと沈んだ気持ちになったことを思い出します。
2005年の私は、素晴らしい情報を得ながら、
まったくそれを生かせませんでした。
情報、タイミング、運、すべてが上手く噛み合わないと
株はなかなか儲けさせてはくれません。
まだまだ勉強中です。


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2007年5月29日(火)

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