新入生、荒木尊史さんのQさん経営学実践奮闘記

第39回
成都のクラブハウスからスター誕生

邱先生が“若い人達が楽しめる場”として、
成都市の中心地にクラブハウスを作られたことは、
第6回でも書かせて頂きました。
しかし、この邱先生の投資、
単に若い人達が楽しめる場所を提供しただけには
留まりませんでした。
今回は、このクラブハウスで歌っていた歌手の中から、
「これぞチャイニーズドリーム」
と言えるスターが誕生したことについてご紹介します。

“超級女声”
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、
中国で大人気のオーディション番組です。
この超級女声で入賞したことをきっかけに、スターになった张靓颖
という女の子がいます。
何とこの女の子、初めて“仕事”としてステージに立ったのが、
邱先生のクラブハウスだったのです。
当時の日本人青年マネージャーも、
彼女がまだ学生である上に経験ゼロということから
採用するか迷ったようですが、
その歌唱力と安い報酬(60元)で契約を決めたと聞いています。

もう1人、モーニング娘。の生みの親
“つんく”のプロデュースで
CDデビューした紀敏桂という女の子がいます。
彼女も“超級女声”の入賞をきっかけに
スターダムを駆け上がった子です。
彼女も成都出身で、
一時はこのクラブハウスでステージに立っていたようです。

極めつけは、このクラブハウスのスタッフから出発して
メジャーデビューを果たした张杰という少年です。
スタッフとして働きながら、
時々ステージで歌っていたのです。
デビュー後も、
度々古巣であるクラブハウスに遊びにきているのを
何回か見ました。
トイレ掃除も真面目にこなす
非常に優秀なスタッフだったと聞いています。
そんな彼が今ではCDを出したり
ミュージックTVに出演しているのを見ると、
なんだか不思議な気持ちになります。

邱先生の投資は、この様な形で中国の若者達に
“スターダムへのきっかけ”も与えていたのです。


←前回記事へ

2007年5月26日(土)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ