新入生、荒木尊史さんのQさん経営学実践奮闘記

第80回
5万円の給与で150万円の車!?

前回、北京の酷くなる一方の交通事情をご紹介しましたが、
交通事情が悪くなる最大の原因は
道を走る車の量が急激に増えていることです。

邱先生も、昭和30年代に
晴海の自動車ショーに群がる若者を見て、
自動車社会の幕開けを確信されたとお聞きしていますが、
今正に中国もその様相を大いにかもし出してきています。
よく中国に関するニュースで
“貯蓄率が他国に比べると驚くほど高い”
という内容のものを目にしますが、
私としては“本当かなあ”といつも疑問に思っています。

と言いますのも、
私の周りの中国人(給与3,000元以上)のマイカー所有率が
グングン上がっており、
マイカーどころか不動産(マンション)購入率も
日本の同年代の若者の比ではありません。
なぜなら、中国の都市部の風習として、
男性は結婚前に新居となるマンションを
賃貸ではなく購入していることが
結婚できるためのひとつの条件だからです。

しかも、その若者たちは8万元(約130万円)以上する
外資合弁会社の車を購入している人が多く、
逆に3万元(約50万円)で買える
安い国産小型車モデルの購入はあまり耳に入ってきません。
さすがにキャッシュで買う人は少数派のようで、
購入資金の多くは銀行からの借入れに頼っているようです。

最近も、当社のスタッフの1人から
「車を買うので、収入証明書に会社印を押してください」
との申し出を受けました。
そのスタッフの給与は約3,000元(5万円弱)なのですが、
何の車を買うのか聞いたところ、
10万元(150万円強)以上もする
外国メーカーのセダンだと言います。
「大丈夫か?」と聞いても
「大丈夫です」という予想通りの回答しか返ってきません。
しかし、どう考えても計算が合いません。
丸3年分もの給与を車購入にあてることになってしまいます。
銀行のマイカーローンの貸出し条件は詳しくは知りませんが、
日本よりはかなり裾野が広いのは間違いなさそうです。

中国では多くの夫婦が共働きですので、
夫婦それぞれの給与を合わせれば
購入可能なのかもしれませんが、
それでもかなりきついローンであるはずです。
自動車を買ってマンションまで、
持ち物だけ見れば、
私以上の物持ちのスタッフは周りにゴロゴロいます。
何か、こう、納得できないのですが、、、。
何故でしょう?
それよりも、彼らの真の財務状況を知りたくてしかたありません。
両親の資金援助が
私の想像をはるかに超えたレベルなのでしょうか?

今度聞いてみようと思っています。


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2007年8月30日(木)

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