第16回
持ち株が倍増、100%ボーナス配当案の上海振華港口機械

中国株の本決算は大体が12月締めです。
日本では大体3月締めで、
年度形式を採用しているのとは違い、
暦年形式の企業が多くなっています。

そのため、今年も2月に入ってから、
徐々に決算発表を行う企業が出始めています。
毎年3−4月がピークとなります。

傾向としては、香港市場に上場している
H株やレッドチップよりは、
中国本土市場に上場しているA株やB株のほうが
早めに出されるようです。

B株のほうは優良銘柄も決算発表を始めています。
その中で注目されたのが
上海振華港口機械(900947)です。

上海振華港口機械は、
もともとB株の中でも
最も優れた銘柄の一つです。
今回も2月早々に決算発表しましたが、
当然、増収増益でした。

現金配当のほか、株式配当と株式分割
(中国の場合、日本と違い、
 まだ「株式配当」という概念が独立して存在しています)
で大盤振る舞いの案が提示されました。

例年通りの1株当たり0.2元の現金配当のほかに、
1株当たり0.4株の株式配当を実施、
さらに1株当たり0.6株の株式分割を
行うというものです。

つまり、単純にいえば、1株持っていれば、
自動的にもう1株もらえる、ということです。
持ち株が倍増します。

これはまだまだ配当案の状態です。
これが確定するには、
上海振華港口機械の株主総会での
承認を待たなければなりません。
ただ、現在の状況から考えて、
この配当案がそのまま承認されて、
実施される可能性は極めて大きいといえます。

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

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