第234回
根本的な非流通株問題の解消は早い段階に必須

前回までで、C株の創設という話題が、
市場の警戒感を高める要因になるということを
説明してきましたが、
では、実際にC株が創設されればどうなるのでしょうか?

心理的に、市場にとって
最も敏感な非流通株式の問題とも直結するため、
C株がどのようなものであれ、
市場に衝撃を与えることになるのは必至です。

一方で、そもそもA株とB株とは
別の枠組みという意味でのC株であるために、
最も懸念される、
非流通株式の実際の放出によって想定される衝撃の、
既存の市場体系に及ぼす影響は
最小限にとどまるのではないかとも考えることができます。

流通株式と非流通株式の問題は、
中国本土市場及びH株を含む
全中国企業の根本的な課題の一つであり、
この解消がなければ、
市場の安定的成長はありえません。
ただし、非流通株式があまりにも莫大な量なので、
この問題の真の解決には
今後15年はかかるともされています。

言い換えれば、
非流通株式をめぐる問題は
今後15年もの長きにわたって存在する、
中国本土の市場の安定成長路線回復は
それだけの月日を要すということになります。
非流通株式の流通株式に対する影響を考えれば、
本来ならば、これぐらいの期間をかけて
解決しなければならない問題と
認識されているのが一般的です。
逆に言えば、それだけ、大きな問題だともいえます。

私個人としては、
15年はあまりにも長すぎ、
それまでに、改善を見ることなく
市場が衰退してしまう可能性も大きいので、
むしろショック療法的に、
一時の市場への衝撃はある意味で度外視して、
一気に問題解決を図ったほうが
効率的なのではないかと考えています。
少なくとも、中国政府がよく使う「テスト」期間を経て、
段階的かつ可及的速やかに、
この問題処理を行うという方法が
現実問題としては、考えられるところです。

どのような形で「テスト」を行い、
その期間はどれぐらいで、
「テスト」終了後どの程度のスケジュールで
この問題を処理していくのかが問題になってきますが、
C株をめぐる騒動が
それを占うことのできる素材を提供する可能性は
十分にありそうです。

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

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2005年1月17日(月)

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