第266回
盛大の新浪買収は新時代を予感、企業買収の嵐は中国も

日本のニッポン放送をめぐる
ライブドアとフジテレビの戦いは、
どちらに非があるかどうかは別として、
ライブドアのニッポン放送株の買い進めが
取引時間外に行われたなど、
若干不透明な部分があったとされることが、
事態を複雑にしているようです。

その点、中国でも
オンラインゲーム最大手ベンダーの
盛大互動娯楽(盛大網絡、SHANDA)による、
中国のポータルサイト最大手
「新浪網」を運営する
新浪公司(SINA)の株式買収及び
その後の展開は、
日本と非常に良く似たケースといえでも、
ある意味では、非常に分かりやすく、
しかも両社とも、
両社の有益な方向で進めていくよう
友好的に協議しているという意味で、
少なくとも現在まで、
建設的で、前向きなものになっています。

盛大網絡による新浪公司の株式買収、
さらに筆頭株主となったことは、
業界に衝撃を与えました。
今後の状況次第になりますが、
中国のインターネット業界を
根本的に塗り替える可能性があるからです。
「新浪網」は、
中国のインターネット業界を左右するほどの
サービスプロバイダ(SP)であり、
盛大網絡はオンラインゲーム最大手といえでも、
一介のコンテンツプロバイダ(CP)です。
そのCPがこのような大規模な買収に乗り出すのは
私も驚きました。

現実的に、盛大網絡が
新浪公司を支配できる51%以上の株式を
保有できるかどうかは、
新浪公司がすでに
ポイズンピル(毒薬条項)を発動していることもあって、
難しいのが現状です。
それでも、今回のことは、
盛大網絡に代表されるように、
中国のオンラインゲーム産業というものが
まさに飛ぶ鳥を落とす勢いであること、
また、オンラインゲーム産業に限らず、
中国でも資金の流れ次第では、
超大型の国有企業ばかりでなく、
民間の新興企業でも、
いろいろな形態の買収が実現する可能性を
示唆したものとして、
中国の企業経済というものが
一つのステップアップを図るものと
考えることができると思います。

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

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2005年3月2日(水)

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