第273回
「飯を食わせてくれる」共産党に感謝する中国国民

中国政府が公式に発表している、
その日食えるかどうか分からないというほどの、
本当の意味での貧困人口は、
中国全土で3000−6000万人です。
公式発表は鵜呑みにはできませんが、
その倍としても最大で1億2000万、
日本の総人口に匹敵することになります。
決して少ない数字ではありません。
しかし、中国の全人口から考えれば
1割未満ともいえます。
さらに、以前にも紹介したように、
この貧困問題解決に、
中国政府は力を入れています。

前回『項羽と劉邦』の時代を紹介しましたが、
中国の長い長い歴史において、
一部の時期を除いて
(名君の登場、安定した治世など)、
本当の意味での貧困人口が、
全人口のわずか1割程度というのは、まれな状況です。
歴史的にみれば、現在の中国は、
非常に恵まれた時代だ、ともいえます。

当然、情勢は刻一刻と変わっています。
現在では国際社会とも無縁ではいられず、
中国だけの歴史の中から現代を読み解くのは危険です。
しかも、情報ツールが極度に発達、
中国でもインターネットや携帯電話は
珍しいものでもなんでもなく、
貧困地域のテレビには、海外の状況もそうですが、
中国国内でも、上海や北京の高度に発展した画像も
映し出されるかもしれません。

そうなれば、
「自分たちがなぜこんなに貧しいのだ」
という感情が芽生えてもおかしくはありません。
そうした不安が募って、
1億人前後による大暴動に発展する、
というシナリオが、
貧富の格差による政権転覆など
中国大混乱の主な内容となっています。

香港などのメディアによれば、
四川省や重慶市などの西部地域では、
たびたび暴動が起きているといいます。
警察が、事件関係者を誤認したとか、
暴動のきっかけ自体は、
そうしたささいなことに対する反対ですが、
この暴動がいつ、
そうした貧困に対する不満と連動するか
分からないと指摘する人もいます。

ただし、中国では長い間、
「ご飯が食べられるかどうか、
 ご飯を食べさせることができるかどうか」が
社会安定の最大のテーマになっていたこと、
そして、現代日本人の感覚ではわかりづらいのですが、
中国では今でもそれが現在進行形のテーマとして、
解決に向けて取り組まれていること、
さらに、その成果が出始めており、
国民からも一定の評価を得ていること、
これら以上のことは
見逃すことのできない現実でもあります。

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

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2005年3月11日(金)

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