第494回
年末年始の予測とH株の最高値、急調整の可能性も

前回の人民元の件もそうですが、
H株は色々な意味でその性格上、
急伸しやすい性質を内包しています。
最も良い例が2003年後半から
04年初めにかけての相場です。
一方で、その後急速に
調整が進むという特徴も備えています。
04年通年をかけての相場が好例でしょう。

ところで、年始にかけての相場のおかげで、
サーチナが運営している
中国情報局ファイナンスという
中国株関連ウェブサイトへのアクセスも
通常の30%以上増えました。
平日1日、通常25―30万ページビューですが、
1月4―6日にかけては
1日35―40万ページビューにまで達しています。
投資家の皆さんが
いかに今回の急上昇に注目しているかが分かります。

年末年始にかけて行った
私の今後の相場予想は
今までのサイクルと06年の注意すべき諸事情、
それ以降08年の北京五輪までにかけてぐらいの
相場の進み具合に対する予想を踏まえ、
H株は6000ポイントはもちろん、
7000ポイントになっても
何らおかしくはないという認識に立って
行ったものです。

06年末には7000〜8000ポイント、
あるいはもう少し進むかもしれませんが、
07年には10000ポイントに達する可能性も
あったかと思いますが、
今回の年始にかけての急伸は
逆にそうした予想を
根本からゆるがせるものになるかもしれません。
私にはこのまま順調にH株が
伸びていくとは考えられないのです。
若干早すぎます。

今回の大相場は多かれ少なかれ、
早かれ遅かれ必ず調整が入ります。
それも比較的大きな反落となる可能性があります。
少なくとも、
このまま一気に進むような類のものではないことは、
今回の相場作っている
材料の仔細をみていけば分かります。

こうした大相場になったときこそ落ち着くべきです。
当然買い増しの時期ではありませんし、
急いで売却するのも、
中国株取引の正道からいえば
正解とはいえないかもしれません。
下げても上げても平常心、
あまり相場を気にしないぐらいのほうが、
中国株は成功するかもしれません。

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

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2006年1月13日(金)

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