夜の銀座をご存知?・浅川夏樹

酔ったふりして本当のことを

第2回
文句は代替え案も必要

銀座のクラブにいらっしゃるお客様が、どのような仕事をされ、
どのように遊んでいられるのか興味がある方も多いと思います。

お客様の業種は、様々で
日本人の仕事の縮図といっても過言ではありません。
政治家、企業役員、サラリーマン、自営業者、医者、
弁護士、会計士、芸能人、コンサルタント、デザイナー、
プログラマー、住職、資産家の御曹司・・・と
合法的なビジネスをされる方から、詐欺や粉飾決済をされる方、
非合法なビジネスで世間を騒がす方など、実にさまざまです。

日本の学校では、一生懸命に頑張れば成功すると教えてくれますが、
実際には成功するかどうかは、
その時の運(タイミング)や人脈(ブレーン)次第で
結果が大きく変わります。

そもそも、仕事を一生懸命に頑張るのは、
ミニマム・リクワイアメント(最低条件)です。
かの有名なマイクロソフト社の創業者であるビル・ゲイツ氏は、

「仕事とは、頭のいい人間が死ぬほど働き、結果をだすこと」

とおっしゃっています。

したがって、「一生懸命に頑張れば成功する」のではなく、
「一生懸命に頑張らないと成功することはない」のだと思います。

銀座のクラブは、競走馬と同じで、
一生懸命に頑張っても結果が悪ければ、
長い目で見てくれる甘い世界ではありません。
文句や要望を伝えようにも
「結果をだしてから言え!」といわれる始末です。
売上成績が1番にならないと、
正論でも聞く耳さえ持ってくれないのです。

銀座のクラブのお客様で経営者方は、
「文句や要望を伝えるのはいいが、
会社、本人、顧客にとってプラスになる
“代替え案”を用意してから話をしてくれ」
と思っています。

世の中、文句や指摘はもっともな意見でも
代替え案を伝えているケースが少ないと思います。

政治も、普天間問題は10年前から深刻な問題でしたが、
民主党は野党の時に問題を指摘し続けてきましたが、
実際にはちゃんとした代替え案を
用意していなかったケースだと思います。

実際にどの業界でも成功される方は、
相手にとってプラスになる提案を伝えて、
それを実践するための行動をされています。
成功されない方は、
心配だけと文句だけを伝えているのだと思います。

世の中、パーフェクトなことはないので、
デメリットな面をいかに克服できるか、
あらゆる可能性を考えて行動をしていくことが
大事なのだと思います。


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2010年6月5日(土)

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