夜の銀座をご存知?・浅川夏樹

酔ったふりして本当のことを

第3回
一生懸命頑張ることと儲かることは違う(1)

銀座のクラブで働くホステスは、
お店の従業員ではなく、個人自営業者です。
売上金額によって歩合給が異なり、
自分が担当するお客様の飲食代金の回収に
責任を持たなくてはなりません。

銀座のクラブホステスは、
サラリーマンの方が生涯もらうお給料を
30代前半までに稼がなくてはならないといえます。
わたしは、30代になった時にメニシエール氏病という病気になり、
歩くこともままならず、ベッドで寝ながら

「わたしって、日雇労働者だったのね。
売掛金を回収しないとお給料がない!」
と悲観に明け暮れ、安静にしていることもできませんでした。

病気が回復してから、
自分で銀座にショットバーをオープンしたのですが、
わたしの転機は、自分のお店をオープンしてから2日目でした。

クラブの常連だった企業コンサルタントのお客様と
多角経営をされているお客様が二人でお見えになり、
わたしに次のように質問されました。

コンサルタント「ねえ、パパは何人いるの?」

わたし「いませんよ」

社長「じゃあ、
このお店の経営が悪くなったらどうやって生活するの?」

わたし「うーん・・・・(そんなこと考えていなかった)」

<次回に続く>


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2010年6月8日(火)

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