夜の銀座をご存知?・浅川夏樹

酔ったふりして本当のことを

第83回
住宅は買い時?

母が亡くなり、母の家をどうするかですが、
選択は3つあり、
1)自分が住む、2)人に貸す、3)売却する です。
結果として自分が育った家を売却する気持になれず、
通勤に無理があることから、
リフォームして貸すことにいたしました。

これまで、わたし自身は金利を支払いながら
住宅を購入する気にはなれず、賃貸でした。
賃貸の利点は、常にその家賃相場で
新しい設備の住居を手に入れられ、
管理費や固定資産税を支払わなくてもいいことです。
しかし、わたしは同じ場所に15年くらい住んでいるケースは
このメリットを活かしていません。

また、少子高齢化といっても、
高齢者向けの有料老人ホームは増えても、
元気な高齢者向けの賃貸物件は少ないですから、
そろそろ購入の時期かもと思い、いろいろ調べ始めました。

先ず、持家は資産でありながら、収益はありませんから
購入物件の条件としては次のように考えています。

1)地価が下がりにくいエリア(賃貸で人気が高い)

2)事務所登記が可能な商業地域
  (SOHOとして貸し出せる物件)

3)管理費が高くない

また、住宅の購入は、住宅ローンの金利も考えなくてはなりません。
金利負担を軽くしようと、HSBCに連絡をしてみました。
HSBCの預金連動型ローンは、
円普通預金と同額のローン残高には金利がつかない住宅ローンです。
普通預金には利息がつきませんが、
低金利なので預金に利息がつかないよりも、
金利分が軽くなったほうがいいので
連絡をしてみると4月末でサービスを停止していました。

この理由は、日本の土地は地震や原発の影響で、
普通預金に利息をつけなくても、
融資が額面割れする懸念が高いという判断からです。
グローバルに展開する銀行の評価はシビアであり、行動が早いです。

不動産で財を成しているお客様達に相談すると
「都心の土地はまだ下がる」という見通しが多いです。
この理由は、地震や原発の影響から
タワーマンションの売りが増えている、
外国人投資家の購入意欲が低下している、
金融機関が抱える含み損から
法人が所有している物件がこれから出回るだろうとのことです。

昨年から不動産市場は下がっていますが、
購入はもう少し様子をみたほうがいいと思うようになりました。





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2011年5月17日(火)

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