10才若く見られたかったら・TOMOKO

今日からはじめる、アンチエイジング生活

第7回
ロール・モデルがいない!

アメリカ人の好んで使う言葉にロール・モデルというのがあります。
「自分の生きてゆくうえでお手本となる人」
といったような意味でしょうか。
さて、若い頃の自分を思い出してみると
一番困ったのはロール・モデルがいない、ということでした。
自分より20歳30歳年上で
「こんな風にトシをとれたら素敵!」
という女性が皆無だったのです。
そもそも、ロール・モデルと言うからには
単に美人で洋服のセンスが良い、とか
化粧が上手で髪型もきまっている、ではだめなのです。
知性、教養、生き方、人間性、仕事、趣味やライフスタイルまで
トータルで素敵、でなくてはならないのです。
きれいだけど、ちゃんといい仕事をしていて、
中身がつまっていて、
ポリシーのある生き方をしている
かっこいい大人の女はどこにいるのでしょうか?

十数年前やっとロール・モデルを見つけました。
それはCNN(アメリカの24時間ニュース専門チャンネル)の
女性キャスター達です。
日本のアナウンサーのような
きゃぴきゃぴした若い女性は一人もいません。
みんな「実力ある大人のいい女」という感じ。
白人もいればラテン系、黒人もいますが、
それぞれ個性的で自分に合ったファッションが素敵です。
何より彼女たちが好ましいのは
女を売り物にしたり
(アメリカのジャーナリズムは
そんなものが売れるほど甘くないですが)、
媚びたりしているところが全然ない。
堂々として自信にあふれています。

どうして日本にはロール・モデルがいないのだろう、
と長い間疑問に思っていましたが、
この間シュウ・ウエムラ氏(元祖メイクアップ・アーティスト)の
インタビューを読んでいてわかりました。
ウエムラ氏はこう言っています。
「ヘルス(健康)とビューティ(美容)は
インテリジェンス(知性)がなければ完結しない。」
さすが、84歳・元祖「美のカリスマ」は言うことが違います!
美とそれを完結させる知性、
この両方がそろっている女でなければ
ロール・モデルにはなれないのです。


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2007年10月2日(火)

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