10才若く見られたかったら・TOMOKO

今日からはじめる、アンチエイジング生活

第12回
コミュニケーション能力格差社会

数年前にやさしい英語で日記を書くための本を書きました。
たくさんの読者カードをいただきましたが
一枚一枚見ていると妙なことに気づきました。
読者カードを送ってくださった方の多くが高齢者、
しかも男性なのです。
なぜ男性?
高齢者でも女性の読者カードは皆無なのです。

私なりに考えた結論はこうです。
高齢者が語学の学習をしようとする。
そこまでは男性も女性も同じです。
しかし、ここから先が男と女では違うのです。
女性はすぐに『シニアのゆっくり英会話』教室に参加します。
語学力の不足はコミュニケーション能力で補います。
めちゃくちゃな発音・文法でも明るく、
大声で「はーい!ポール!」と外人講師に話しかけて
笑いを取ります。
同じ教室の同年齢の女性たちとすぐに仲良くなって、
ついには英会話の成果を試すためにアメリカ旅行に出かけます。

しかし、男性は違うのです。
「元○○会社部長のこの俺が人前で恥などかけるか!」
と思っているので
ガイジンを見るだけでビビってしまいます。
(私を含めて、恥をかかずに英語ができるようになった人など
この世に一人もいません!)
英会話教室なんてとんでもない。
だいたい日本語だって会話を楽しむなんてしたことないのですから
英語で会話ができるわけもありません。
一人静かに英文日記を書くのです。

私の本を買っていただいたことには本当に感謝しています。
しかし、これでは、やはりまずいのです!
英語で日記を書くのは英語で表現する習慣をつけて
英語が口から出やすくするためです。
英語はコミュニケーションの道具にしかすぎません。
そして、お金と英語は「使ってナンボ」の世界なのです!

格差社会というのは何も収入や財産だけの話ではなく、
コミュニケーション能力の格差というのもあるのです。
現代日本の男女間のコミュニケーション能力格差は
目を覆うばかりです。

中高年男性のみなさんも
まず日本語で他愛のない会話を楽しむことから
コミュニケーション・リハビリをやってみませんか?


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2007年10月12日(土)

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