10才若く見られたかったら・TOMOKO

今日からはじめる、アンチエイジング生活

第74回
老後は田舎? (その1)

友人のご両親が十数年前に
湯河原に温泉付マンションを購入しました。
バブルの当時流行していたリゾート・マンションです。
おかげで私も年に何度か泊めていただくのですが
この2、3年入居者の傾向が変わりました。

バブル当時は会社が社員の厚生施設として所有している部屋が多く、
休みには若い人がグループで来ていました。
しかし、この何年か
都会で定年をむかえそのマンションに部屋を借りたり、
購入したりして移り住んできた独身女性に
地下の共同浴場でお会いするようになりました。
確かに、生活費の安い田舎で老後を過ごすと
お金は都会ほどかかりませんし、何より毎日温泉に入れます。

私の田舎は北海道なのですが
新千歳空港から車で40〜50分というアクセスのよさを売りにして
最近は東京の退職者に移住してもらおうと努力しているようです。
朝日新聞の東京版の広告欄に
自分の実家から車で15分ほどの距離にある
宅地の分譲広告が出ているのを見たときには
驚きのあまり目が点になりました。

なにしろ土地が安いので
2500万円もあれば立派な土地付新築一戸建てが手に入るのですから
都会の人には魅力的かもしれません。
北海道の家は断熱がしっかりしていて、
暖房も強力なものが付いているので
冬は東京よりずっと暖かく過ごせるのです。

また、私の実家のあたりは
登別温泉に近いので温泉も出るのですが
入居一時金が2000万円近くもする
海の見える丘の上にたつ豪華温泉付有料老人ホームの看板が
道路沿いに出ているのです。
ケア・ハウスのマネージャーをしている妹に
「こんな田舎にお金持ちの高齢者がそんなにいるの?」
とたずねたら、
「あれは東京の人を相手にしているのよ。」ということでした。

あるご夫婦は東京では家を持たずに賃貸に住み、
定年後は信州の別荘に移り住む予定だとか。
定年後どこで暮らすか、というのは大問題です。
ハムレットじゃありませんが、
都会がいいのか田舎がいいのか?
それが問題です。


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2008年3月6日(木)

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