10才若く見られたかったら・TOMOKO

今日からはじめる、アンチエイジング生活

第75回
老後は田舎? (その2)

私のみたところ
定年後は田舎で晴耕雨読の生活をしたい、というのは
男性の考えではないでしょうか?
問題は奥様が喜んで一緒にきてくれるかどうかです。
しかし、
女友達とおしゃれなレストランでランチをするような生活に飽きて、
死ぬまで田舎で野良仕事をしたいという女性が
そんなにたくさんいるのでしょうか?
(私の周りにはいないのですが・・)

妻が喜んで移住しない場合は危険です。
定年後の最大のタブーは妻の機嫌を損ねることです。
もはや「会社」という「避難所」はないのです。
24時間不機嫌な妻と顔をつき合わせていれば
寿命が縮むこと請け合いです。
その前に熟年離婚されるという可能性もありますが、
どちらにしても寿命が縮むことに変わりはありません。
晴耕雨読派の男性はよくよく奥様と話し合ったほうがいいでしょう。

医療・福祉サービスの問題もあります。
私の叔母は北海道の小さな町に住んでいるのですが
高齢化と過疎で町の財政は破綻寸前。
町立診療所に常勤の医師を雇うお金もなく、
週一日通いの医師がいるのみです。

昨今の地方の経済的疲弊を考えれば
財政破綻しそうな地方自治体はたくさんあります。
都会に住んでいれば受けられたはずの医療・福祉のサービスが
受けられなくなるという可能性は考えに入れたほうがいいでしょう。

北海道の湯沢温泉というところにも
やはり温泉付老人ホームがありました。
妹にきいてみると東京から移住する入居者も多いとのこと。
しかし、なにしろコンビニが一軒あるだけの村なのです。
最初の1ヶ月は温泉に入って楽しいかもしれませんが、
3ヶ月もしたら飽きるのではないでしょうか?
私にはとても無理です。

先日郊外から街中のマンションに住み替えた
社長さんの話を聞きました。
その理由というのが
「ここなら、トシをとって車の運転ができなくなっても、
歩いてデパートに行けるから」というのです。
この社長さんに賛成です。
トシをとるほど賑やかなところに行きたい、と私も思います。


←前回記事へ

2008年3月8日(土)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ