10才若く見られたかったら・TOMOKO

今日からはじめる、アンチエイジング生活

第140回
京都で考えたこと

この暑いのにお庭を見に京都に行ってきました。
金地院の「鶴亀の庭」から苔寺、
松尾大社の「蓬莱の庭」まで
二日で九つのお庭を拝観するという強行軍に
一緒に行った友人(来月挙式予定)は
過労と暑さで体調を崩してしまいました。
しかし、私の頭の中では
夢窓国師と小川治兵衛と小堀遠州と重森三玲が
「輪になってダンスを踊っている」状態で
友人の体力のことを考えているどころではなかったのです。

それにしても、京都に外国人が増えたことには驚きました。
もともと、欧米人観光客は珍しくありませんが
中国人、インド人観光客が増えました。
京都駅ビルの伊勢丹で
インド人親子が夏物バーゲンを見ている姿には目が点になりました。

新聞によると
世界には1010万人の富裕層(資産100万ドル以上)がいて、
インド・中国・ブラジルで特に増加しているとのこと。
外国人富裕層の旅行客の誘客が
これからの観光のトレンドと書いてありました。

8月4日号の米『タイム誌』によると
高級ホテルで作っている
『リーディング・ホテルズ・オブ・ザ・ワールド』では
結成80周年を記念して100万ドル(!)で
『80日間世界一周』ツアーを売り出すそうです。
ロンドンではリッツ・ホテルのスイートに宿泊し、
ドバイでは熱気球に乗って砂漠を眺め、
インドではマハラジャの宮殿を訪問するという豪華旅行です。

それを読んで、
『日本で世界の富裕層にアピールするところはどこかしら?』
と考えるとやはり京都なのですね。
日本国内で世界の富裕層にアピールするような真の豪華さや
レベルの高い和のコンテンツを提供できる実力のあるところは
ダントツ京都だと思います。

これからは京都にも
世界の富裕層に特化したアピールが重要です。
京都の和のコンテンツについて
それを異なる宗教的・文化的背景を持った富裕層に向けて
英語で発信してゆく、
というのは面白そうな仕事です。
誰か私に英語で書かせてくれる人はいないものでしょうか?


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2008年8月9日(土)

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