10才若く見られたかったら・TOMOKO

今日からはじめる、アンチエイジング生活

第147回
年収200万円以下時代

この夏、最もショックだった出来事は
友人(50歳・女性)が24年間勤め上げた職場を
突然リストラされたことです。
外資系の会社ではありましたが、のんびりした会社だったのです。
しかし、本社の中枢部が世代交代して若返ったあたりから
雲行きが怪しくなりました。

2年前の大規模なリストラは何とか免れることができましたが、
このたびはついにリストラされてしまいました。
しかし、彼女自身はオンライン・ショップの責任者になってから
メールや電話での対応のために連日8時9時まで残業をし、
休暇も何年かとっていなかったので
むしろホッとしているようでした。

「残業・休暇なし人生」に疲れたので
バイトで9時から5時まで働き、
土日休みで月収25万円くらいの仕事がしたいと本人は言うのですが、
果たしてそんな仕事があるのでしょうか?
月収25万円といえば年収300万円です。

「年収300万円になっても楽しく暮らすには」
という内容の本を書いてベスト・セラーになった
アナリストの森永卓郎氏が違う本に書いていました。
「自分は『年収300万円時代の人生設計』
という本を書いたが甘かった。
今や責任がなくて300万円稼げるような職業はほとんどなくて、
年収200万円とか150万円まで収入が落ち込んでしまった。
これでは、とても暮らしてはいけない。」

単純計算すると
9時から5時まで実働7時間で週5日間
つまり月22日間働き、
税金を差し引いて25万円をもらえるような仕事は
時給で1600円くらいでしょう。
しかし、時給1600円というのは
何か「売り」がなければもらえない金額です。
「若さと美貌」とか、「英会話が堪能」とかになるでしょう。

何の資格もスキルもない場合は
普通時給800〜1000円というところでしょう
(家のそばのお弁当屋さんの昼間勤務が800円、
深夜勤務が1000円)。
月収12〜13万円、年収150万円というところでしょうか。
いくら独身・親元暮らしとはいえ、
これでは老後どころではありません。
大変な時代になったものです。


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2008年8月26日(火)

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