日中を股に賭けるビジネスマン・千葉鴻儀さんが見た光と影

第25回
中国株週間レビュー:横ばい

先週金曜日の中国株式は、連騰後の利食いが先行しました。
A株とB株をカバーする上海総合株価指数は
0.59ポイント(0.04%)高の1,672.21ポイントで終了しました。
取引高は289.73億人民元でした。

先週一週間の動きを振り返ると、
上海Aは70.05ポイント、4.15%、
深せんAは18.45ポイント、4.26%それぞれ上昇しました。
上海Bは0.33ポイント、0.35%下げましたが、
深せんBは1.73ポイント、0.59%上がりました。

先週金曜日、電気価格の引き上げが発表され、
A株市場は下半期も強含みで推移するであろうと
モルガンチェースは見解を表明しましたが、
中国銀行の今週水曜日の上場を様子見する向きがあり、
中国海洋石油はA株市場に戻る計画が発表されることに引きずられ、
A株は11連騰後の利食いに会い横ばいとなりました。
A株の個別銘柄を見ると、
大型銘柄の中国石化(SHA 600028; HK 0386; NYSE SNP) は
0.97%高の6.25人民元、
深発展銀A(SZA 000001)は1.20%高の7.56人民元、
華能(SHA 600011 HK 0902)は0.80%高の5.03人民元、
長電(SHA 600900)は0.74%高の6.85人民元で引けましたが、
宝鋼 (SHA 600019)は1.36%下げの4.36人民元と冴えませんでした。
銅先物の上昇に刺激され
江銅(SHA 600362 HK 0358)は4.03%高の11.35人民元となりました。
機械類銘柄は引き続き注目され、
上工(SHA 600843 SHB 900924)は
ストップ高の5.61人民元となりましたが、
最近上場した4銘柄は全て利食いで反落しました。

B株の個別銘柄を見ると、
不動産銘柄では陸家B (SHB 900932 SHA 600663)は
1.34%下げの0.589米ドルでしたが、
万科B(SZB 200002 SZA 000002)は1.69%高の6.60香港ドル、
招商局B(SZB 200024 SZA 000024)は1.91高の9.60香港ドルで
明暗を分けました。
好業績銘柄の張裕B(SZB 200869 SZA 000869)は
0.70%下げの22.54香港ドル、
杭汽輪B(SZB 200771)は1.23%下げの12.83香港ドルと冴えず、
ブルーチップ銘柄の長安B(SZB 200625 SZA 000625)は
0.76%高の3.99香港ドル、
江鈴B(SZB 200550 SZA 000550)は
1.45%高の6.98香港ドルとなりました。

先週の相場を振り返れば、各銘柄は交互上昇し、
ブルーチップ銘柄の持ち直しは相場を支えました。
今週は中国銀行の上場があり、
潤沢な資金流入は相場を大きく押し上げる可能性があり、
1700ポイントを突破する見通しです。


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2006年7月4日(火)

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