日中を股に賭けるビジネスマン・千葉鴻儀さんが見た光と影

第33回
中国株週間レビュー:利食い売りで下落

先週金曜日の中国株式は、木曜日に続いて続落しました。
A株とB株をカバーする上海総合株価指数は
13.14ポイント(0.78%)安の1,662.03ポイントで終了しました。
取引高は189.46億人民元でした。

先週一週間の動きを振り返ると、
上海Aは13.89ポイント(0.79%)、
深せんAは5.24ポイント(1.18%)、
上海Bは0.29ポイント(0.31%)、
深せんBは0.72ポイント(0.25%)それぞれ下がりました。

先週金曜日、国務院が土地の管理を強化し
マクロコントロールを継続すると決定したことや
国家信用センターが
中長期金利を引き上げるべきとのレポートを発表したことを受けて
中国銀行などのブルーチップ銘柄を中心に全面安となりました。

A株の個別銘柄を見ると、
ブルーチップ銘柄の中国銀行(SHA 601988 3988.HK)は
0.86%安の3.45人民元、
中国石化(SHA 600028; HK 0386; NYSE SNP) は
0.51%安の5.87人民元、
宝鋼 (SHA 600019)は0.24%安の4.11人民元、
聯通(SHA 600050)は0.43%安の2.29人民元となりました。
消費銘柄も利食いで大幅安となりました。
一方、人民元が新高値を付けたことで
不動産銘柄が総じて堅調でした。
万科A(SZA 000002 SZB 200002)は
0.35%高の5.80人民元となりました。

B株の個別銘柄を見ると、
不動産銘柄では金橋B(SHB 900911 SHA 600639) は
0.15%高の0.649米ドル、
陸家B (SHB 900932 SHA 600663)は
1.87%高の0.65米ドルと堅調であった一方、
招商局B(SZB 200024 SZA 000024)は1.42%安の10.45香港ドル、
万科B(SZB 200002 SZA 000002)は0.28%安の7.12香港ドルでした。
好業績銘柄の伊泰B (SHB 900948)は1.55%安の1.397米ドル、
振華B(SHB 900947 SHA 600320)は1.48%安の1.202米ドルでしたが、
張裕B(SZB 200869 SZA 000869)は0.68%高の20.60香港ドル、
深赤湾B(SZB 200022 SZA 000022)は
0.62%高の11.42香港ドルと堅調でした。

ブルーチップ銘柄の江鈴B(SZB 200550 SZA 000550)は
0.14%高の7.20香港ドル、
中集B(SZB 200039 SZA 000039)は
値動きなしの9.98香港ドルでしたが、
長安B(SZB 200625 SZA 000625)は
1.30%,安の3.81港香港ドルでした。

先週の相場を振り返れば、
マクロコントロールの強化と利食いの拡大は
相場を大きく押し下げました。
来週の相場に引き続き下落の圧力が重くのしかかり、
続落となる可能性が大きいでしょう。


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2006年8月1日(火)

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