日中を股に賭けるビジネスマン・千葉鴻儀さんが見た光と影

第52回
中国株週間レビュー: 1800ポイントを目指す展開に

先週金曜日の中国株式は、
不動産及び銀行銘柄の上昇で反発しました。
A株とB株をカバーする上海総合株価指数は
6.47ポイント(0.36%%)高の1,784.66ポイントで終了しました。
取引高は235.58億人民元でした。
先週一週間の動きを振り返ると、
上海Aは34.66ポイント(1.88%)、
深せんAは8.47ポイント(1.86%)それぞれ上がり、
上海Bは2.12ポイント(1.97%)安くなりましたが、
深せんBは2.69ポイント(0.83%)高くなりました。
上海証券のアナリストは、不動産、銀行及び非鉄金属の堅調が
反発につながったと解説しました。

A株の個別銘柄を見ると、銀行銘柄は全面高となり、
第1−3四半期の利益が150%成長と予想される
深せん発展銀行A(SZA 000001)は3.91%高の9.03人民元、
中国銀行(SHA 601988 3988.HK)は0.90%高の3.36人民元でした。
ブルーチップ銘柄の聯通(SHA 600050)は変動なしの2.69人民元、
長江電力(SHA 600900)は0.44%高の6.84人民元でしたが、
中国石化(SHA 600028; HK 0386; NYSE SNP)は
0.55%安の5.45人民元と振るいませんでした。
今までもみ合っていた不動産銘柄は上昇を鮮明にしました。
中華企業(SHA 600675)は1.59%高の7.02人民元、
保利地産(SHA 600048)は1.30%高の25.66人民元、
万科A(SZA 000002 SZB 200002)は
0.86%高の7.15人民元となりました。
一方、鉄鋼及び自動車銘柄は下がりました。

B株の個別銘柄を見ると、
不動産銘柄では金橋B (SHB 900911 SHA 600639)は
2.44%高の0.756米ドル、
陸家B(SHB 900932 SHA 600663)は1.86%高の0.713米ドル、
万科B(SZB 200002 SZA 000002)は0.83%高の8.50香港ドル、
招商局B(SZB 200024 SZA 000024)は
2.74%安の12.75香港ドルと全面高でした。
ブルーチップ銘柄はA株市場の自動車銘柄の下落を受けて
冴えない展開となりました。
江鈴B(SZB 200550 SZA 000550)は0.29%安の6.91香港ドルでしたが、
長安B(SZB 200625 SZA 000625)は0.24%高の4.14香港ドル、
中集B(SZB 200039 SZA 000039)は
2.21%高の9.72香港ドルと堅調でした。

先週の相場を振り返れば、大型連休後も引き続き上昇し続けて、
連続7週間の上昇となりました。
上海株式指数は5年以来の新高値を達成し、
1800ポイントに迫る勢いです。
ただ、高値圏にありますし、
中国工商銀行の上場も控えていることから、
今週はA、B株共に調整局面となりそうです。


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2006年10月17日(火)

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