日中を股に賭けるビジネスマン・千葉鴻儀さんが見た光と影

第66
中国株週間レビュー:新高値続出

先週金曜日の中国株式は、続伸し新高値を達成しました。
A株とB株をカバーする上海総合株価指数は
2.76点ポイント(0.13%)高の2,102.05ポイントで終了しました。
取引高は498.39億人民元でした。
先週一週間の動きを振り返ると、
上海総合株価指数は51.24ポイント(2.50%)、
上海Aは53.67ポイント(2.49%)、
深せんAは32.99ポイント(6.80%)、
上海Bは4.08ポイント(3.49%)、
深せんBは19.80ポイント(5.50%)それぞれ上がりました。

上海証券のアナリストは、
銀行銘柄と中国石化が下落し鉄鋼株も冴えないが、
A株が依然として上昇基調を保ったと説明し、
資金が溢れている中、相場は堅調と指摘しました。
A株の個別銘柄を見ると、銀行銘柄と石化銘柄は下落しました。
中国工商銀行(SHA 601398 HK 1398)は1.31%安の3.76人民元、
中国石化(SHA 600028; HK 0386; NYSE SNP)は
2.51%安の7.78人民元でした。
宝鋼(SHA 600019)は反落し0.88%安の6.78人民元となりました。
自動車銘柄は再び高騰し、
石炭や石油のエネルギー銘柄は大幅に上昇しました。
人民元高の刺激を受けて商業や旅行などの銘柄は堅調でした。

B株の個別銘柄を見ると、
不動産銘柄では陸家B(SHB 900932 SHA 600663)は
0.20%安の1.013米ドル、
外高B (S HB 900912 SHA 600648)は
0.95%安の0.522米ドルと振るいませんでしたが、
万科B(SZB 200002 SZA 000002)は1.74%高の12.26香港ドル、
招商局B(SZB 200024 SZA 000024)は
5.39%高の18.00香港ドルでした。
ブルーチップ銘柄はほぼ全面高でした。
中集B(SZB 200039 SZA 000039)は3.20%高の12.90香港ドル、
江鈴B(SZB 200550 SZA 000550)は2.97%高の6.93香港ドルでしたが、
長安B(SZB 200625 SZA 000625)は
0.44%安の4.52香港ドルと振るいませんでした。
業績優良銘柄は全面高でした。B株単独上場銘柄も堅調でした。

先週の相場を振り返りますと、
株式総合指数は2100ポイントを突破し新高値を更新しました。
14週間の連騰でした。
人民元高や株式指数先物上場日程の確定に刺激され
資金は再び市場に流入しました。
取引高の拡大はその表れでした。
今週は続伸となる見通しです。


←前回記事へ

2006年12月5日(火)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ