日中を股に賭けるビジネスマン・千葉鴻儀さんが見た光と影

第86回
中国株週間レビュー:一時3000ポイントを突破

先週金曜日の中国株式は、
前場では一時3000ポイントを突破し、
自動車銘柄、鉄鋼銘柄などが上昇をリードしました。
A株とB株をカバーする上海総合株価指数は
5.47ポイント(0.18%)高の2,998.47ポイントで終了しました。
取引高は959.21億人民元でした。
先週一週間の動きを振り返ると、
上海総合株価指数は268.09ポイント(9.82%)、
上海Aは282.14ポイント(9.84%)、
深せんAは84.24ポイント(11.97%)、
上海Bは12.13ポイント(6.92%)、
深せんBは37.68ポイント(7.56%)それぞれ上がりました。

上海証券アナリストは、預金及び新規QFII資金の流入が
市場に十分な資金を供給したと指摘した上、
先週金曜日のもみ合いが今後の上昇の下地を固めたと説明しました。
自動車銘柄は再びマーケットの上昇をリードしました。
上海汽車(SHA 600104)、一汽夏利(SZA 000927)、
一汽乗用車(SZA 000800)などはストップ高でした。
鉄鋼銘柄や機械銘柄は大幅に上げしました。
そのほか、電気、貿易及び非鉄金属なども堅調でした。
一方、ブルーチップ銘柄は軟調でした。
不動産銘柄は利食いで下落し、
また上海空港(SHA 600009)や貴州茅台(SHA 600519)などの
機関投資家に重宝された銘柄は冴えませんでした。

B株の先週金曜日の動きを見ると、
深せんBは上がりましたが、上海Bは下がりました。
自動車銘柄は前日に続きあげました。
業績優良株は全面高でした。
B株単独上場銘柄は堅調でした。
ハイテク銘柄は全面高でした。
一方、A株式市場の不動産銘柄の不振に連れられ、
不動産銘柄は軟調でした。
電力銘柄は冴えませんでした。

先週の相場を振り返れば、株式指数が引き続き反発し
2800、2900及び3000ポイントを突破しました。
当面利上げの懸念が遠のいたことや
資金面の余裕は相場上昇の直接の原因でした。
今週の大幅な上昇は最高値を作り出しました。
旧暦お正月を明けてから相場は
3000ポイントを固めた展開となりそうです。
3000ポイントは
新しい上昇トレンドのスタートラインとなる見通しです。


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2007年2月20日(火)

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