日中を股に賭けるビジネスマン・千葉鴻儀さんが見た光と影

第95回
中国株週間レビュー:3000ポイント突破後、もみ合い

先週金曜日の中国株式は、
一時3000ポイント近くまで下げましたが、
後場に反発し小幅に上げました。
A株とB株をカバーする上海総合株価指数は
3.06ポイント(0.10%)高の3,074.29ポイントで終了しました。
取引高は1054.97億人民元でした。

先週一週間の動きを振り返ると、
上海総合株価指数は143.80ポイント(4.91%)、
上海Aは151.18ポイント(4.91%)、
深せんAは44.39ポイント(5.49%)、
上海Bは7.69ポイント(4.52%)、
深せんBは19.85ポイント(4.07%)それぞれ上がりました。

上海証券のアナリストは、
相場の激しいもみあいが売り買い双方の力勝負の表れで
最終的には買いが優勢になったと説明しました。
非鉄金属関連銘柄は相場の上昇をリードしました。
亜鉛先物が3月26日に上海先物市場に上場することを受けて
锌業股份(SZA 000751)、宏達股份(SHA 600331)などは
ストップ高でした。
鉄鋼銘柄は上昇を続けました。
電力銘柄は大幅に上げました。
化学工業、旅行業・ホテル業などは好調でした。
一方、銀行、保険、不動産銘柄はほぼ全面安でした。
そのほか、中国石化(SHA 600028; HK 0386; NYSE SNP)、
チャイナユニコム(SHA 600050)は上げましたが、
エアチャイナ(SHA 601111 HK 0753)は軟調でした。

B株の先週金曜日の動きを見ると、上海Bは、下げました。
ハイテク銘柄は全面安でした。
業績優良銘柄は軟調でした。
ハイテク銘柄は軟調でした。
電力銘柄はマーケットよりやや強気でした。
深せんBは、小幅に下落しました。
不動産銘柄は全面安でした。
自動車銘柄は振るいませんでした。
業績優良銘柄は全面安でした。
一方、家電銘柄は全面高でした。電力銘柄は反発しました。

マーケットの一週間の動きを振り返れば、
株式指数は新高値を相次いで更新しました。
中央銀行の利上げは株式市場への影響が限定的でした。
利上げを受けて株式市場は一時下げましたが、
後に強く反発しました。
一方、利上げは人民元高を更に促し、資金の流入を増強させました。
利上げは逆に相場上昇を押し上げる力となります。
先週の相場は新高値を更新したことで、
上昇基調が強まっていますので、
来週の相場は引き続き上昇するみとおしです。


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2007年3月27日(火)

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