第1回
少林寺の武術と禅(1)

中国で少林寺は北の最大の流派であり、
少林寺の名前は武術として世界でも有名になっています。
又、映画になった事もあって、
少林寺武門は全世界で多くの人気を集めています。 
少林寺が、お寺として有名になったのは、
この武術があるからだとも言えます。
もう一つ少林寺は武術で有名な場所というだけでなく、
全世界に禅宗が出発したところであり、
達磨大師は禅をこの少林寺から始めて全世界へ伝えました。
禅とは[静かな心]を意味しており、
少林寺ではこれを“拳禅如一”という言葉で表します。
これは、拳法の「拳」と「禅」が一緒になることにより
最高のレベルに達するという意味です。

少林寺武術の発展は、
少林寺のお寺ができた当初から始まっています。

始まりの理由はいろいろありますが、
まず少林寺の建てられている環境に関係があることと
歴史に起因するものです。
少林寺は禅宗のお寺であり、
その特徴である仏教修行は一般的に静かに座禅を組むことです。
でもなぜ少林寺では拳法や武器を持つ僧兵がいるのでしょう?
少林寺の寺がある地理環境は山の奥にあります。
もちろん風水としてみると非常に良いのですが、
やはり、山の奥ですから、
治安の事や野生の動物から自分の命を
どう守るかを僧侶達は考えました。

又、昔少林寺には財産がたくさんありました。
これは、皇帝からもらった多くの土地や
高価な建造物など豊かな財産を所存しており、
この山奥でどうやって自分達の財産、
あるいは自分の命を守るのかという歴史背景からも、
自分達の力で守るために武術が、
どんどん発展しました。


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